皆さんはE-コンサルというサービスをご存じでしょうか。
- E-コンサルはどんなサービス?
- E-コンサルでポイントがもらえるって本当?
- 実際にE-コンサルを使ってみた感想を知りたい!
MediiのE-コンサルは、オンライン上で完結するコンサルテーションサービス。各診療科のスペシャリストが相談に乗ってくれます。
「他科コンサルしたい症例があるけど、勤務先の病院に該当の診療科がなくて困った」
このような経験をされた先生も少なくないでしょう。この記事ではE-コンサルの概要、使ってみた実感を解説します。
ポイ活好きの泌尿器科医うーろんです。2022年9月にE-コンサルに会員登録してみました。
さらにE-コンサルでは、自身が他の医師からのコンサルに回答することでポイントがもらえます。
会員登録料・利用料は現在無料。下記ボタンからの登録で紹介特典がもらえます。期間限定で、最大10,500円分のMediiポイントに増量中です。
期限が2024年10月31日から2025年1月31日に延長されました。ただし早期終了の可能性はあります。
ここからの登録で最大10,500円
https://medii.jp/e-consult/invitation-cp?p=AC10-6281-5915-06
3年目以上の医師の登録で紹介者最大10,000円相当、研修医は3,000円相当、医学生は1,000円相当です。
日常診療の疑問が解決できるだけでなく、ポイ活も可能なE-コンサル。日経メディカルやケアネットの記事でも特集されている注目のサービスです。
E-コンサルは株式会社Mediiが開発
E-コンサルは株式会社Mediiがリリース。オンライン上での他科コンサルを実現するサイトです。
株式会社Mediiは医師が主導するスタートアップ企業
株式会社Mediiは、医師資格も持つ山田氏が代表を務めています。医療における地域偏在を課題に掲げ、専門医が不足している地域でも普遍的な医療が提供できるサービスの開発に取り組んでいます。
株式会社Mediiの概要
設立 | 2020年2月20日 |
本社 | 東京都渋谷区 |
従業員数 | 10名 |
E-コンサル登録医師数 (回答医師) | 1,000名 |
E-コンサルの軌跡
- 2020年2月
- 株式会社Medii設立
- 2020年4月
- 「D to P with D」型オンライン診療が保険点数化
- 2020年9月
- スタートアップ企業のコンテスト「ICCサミットスタートアップ・カタパルト」優勝
- 2021年10月
- 第25回日本遠隔医療学会で、「本邦における医師対医師の遠隔医療事例の検討」を発表、医療過疎地域での遠隔医療の有用性を説く
- 2022年3月
- 広島での実証実験結果を公表、不要な他院紹介が45%減少
株式会社Mediiは2020年に始まったスタートアップ企業です。2020年の診療報酬改定を追い風に、急速に事業を拡大しています。
「D to P with D」型オンライン診療とは?
通常のオンライン診療は「D to P」、医師が患者を直接診療する形態が主流。初診は直接対面が原則です。ただし、患者と一緒にいる主治医に対して別の医師が診療を行う「D to P with D」型では、初診からオンライン診療が認められています。
遠隔連携診療料として3ヵ月に1回500点を算定できるようになりました。
E-コンサルはオンラインで専門医に相談できるサービス
E-コンサルにはWeb版とアプリ版が用意されており、アカウントを作成すればPCでもスマホでもどちらでも利用できます。
チャットで質問、操作は簡単
他科コンサルはチャット形式で表示されます。疑問点について追加での質問も可能です。
匿名で質問することができるので、周囲の目を気にすることなくコンサル依頼することができます。
画像を送信すれば、まるで「先生ちょっとこの画像で相談したいのですが」といったカルテ診のような手軽さで、遠く離れた場所にいる専門医からの知見を得られます。
専門医のいない病院で活躍
少し小さい規模の病院であれば、全ての診療科が網羅されていることはありません。また大きい病院でも、希少疾患は診療していないところは多いでしょう。
該当する疾患が疑われれば、診療している医療機関に紹介することになるのですが、地理的に難しい病院もあります。
E-コンサルでは40診療領域の医師が在籍しており、医療過疎の地域でも専門医の意見を仰ぐことができるのです。しかもガイドライン策定に関わるような著名な先生も在籍しています。
相談する医師は利用無料
40領域を超える診療科の専門医が所属するサービス。今はお試し期間ということもあって、相談する医師は無料で使うことができます。
E-コンサルが広く認知され、今後どのような料金体系になるかは不明です。
返答までの時間は、だいだい1時間前後でした。質問内容によっては、もっと時間のかかるものもあります。
回答する医師はポイントがもらえる
コンサルの依頼に回答することで、1,000円分のMediiポイントがもらえます。Mediiポイントは1pt=1円の価値で、Amazonギフト券に交換できます。
今後サービスが発展すれば、交換先も増えるかもしれません。
回答する場合は回答医師として登録する必要があります。回答への参加は自由で義務はありません。内容を確認して回答が難しければ見送ればいいだけです。
新規依頼に対しての回答は先着順。該当する医師に、Mediiからメールが一斉に配信され、その中で一番最初に参加した医師に回答権が与えられます。
過去の回答の蓄積が閲覧可能
E-コンサルでは過去のコンサル内容も履歴として蓄積されます。自分と同じ問題を抱えている医師は案外多いものです。履歴を遡れば、探していた知見に出会えるかもしれません。
E-コンサルで回答した内容を他の会員に見られたくないという方もいるでしょう。E-コンサルの回答を閲覧可能にするか、自分で選べるので安心です。
E-コンサル利用時の注意点
E-コンサルを使う前に知っておくべき点をまとめました。
- 回答する医師は実名表示
- 法的責任は質問した医師側にある
- ポイントがもらえるのは解決後
回答する医師は実名表示
一対一のコンサルテーションでは、質問者は基本的に匿名で質問が可能です。診療科と医師登録年数のみ表示されます。
一方で、回答する医師は実名で表示されます。質疑応答は閉じられたチャット内で行われ、他の登録医師に内容が見られることはありません。
グループコンサルの場合も基本的に匿名ですが、一部のグループでは実名が必要とされ、その場合は実名が表示される旨が明記されています。
質問者はその情報を確認し、実名での質問を進めるか他の選択肢を選ぶことが可能です。
回答する医師に法的責任はない
責任の所在は非常に重要な問題ですが、回答する医師には責任はありません。コンサルへの回答内容は、あくまでも質問者が参考にするものという位置付けです。
逆にコンサルの内容を実践した場合、依頼した医師には責任が伴います。回答を鵜吞みにすることなく、自身でも評価して利用する姿勢が必要です。
ポイントがもらえるのは解決後
現在E-コンサルでは、コンサルに回答すると、1,000円相当のポイントがもらえます。このポイントの獲得には、相談が質問医によって「解決済み」になることが必要です。
ただし、解決済みにならなかった質問についても、最後のコメントから3日が経過すると自動的にルームがクローズされ、その際にポイントが進呈されます。
質問が解決済みとマークされる、もしくは3日間の期限の経過がポイント付与の条件です。
E-コンサルの登録方法
E-コンサルはMediiのホームページから会員登録することができます。
ただし、ここからの登録では初回登録時のポイントはもらえません。
下記URLを経由して登録すると最大10,500円分獲得
2022年9月に医師紹介キャンペーンを実施したMediiのE-コンサル。泌尿器科・眼科・皮膚科・内分泌代謝内科限定で登録時に5,000円分のMediiポイントがもらえるという内容でした。
また2022年11月には、緩和治療科、形成外科、産婦人科、精神科、腫瘍内科、耳鼻咽喉科限定で3,000円のキャンペーンが実施されました。
2024年も期間限定で、3年目以降の医師を対象に紹介キャンペーンが開催。10月10日以降は、研修医・医学生も対象になりました。
紹介者する側の医師としてキャンペーンが適用されるのは、Mediiから直接連絡があった方のみです。
こちらのリンクでは会員登録することで、最大10,500円分のMediiポイントがもらえます。
ここからの登録で最大10,500円
https://medii.jp/e-consult/invitation-cp?p=AC10-6281-5915-06
特典の内訳(3年目以降)は以下のとおりです。
- 新規登録5,000pt
- 登録後アンケート回答500pt
- 新規症例相談5,000pt
初期研修医だけでなく医学生も登録できます。医学生の本人確認は学生証で行います。研修医は3,000円相当、医学生は1,000円相当です。
登録には医師資格が必要
E-コンサルに登録・利用には、医籍番号か医師免許証による医師資格の確認が必須です。登録時に医籍番号を入力すれば、医師免許証の画像を送る必要はありません。
登録に必要な情報は次の通り。
E-コンサル会員登録フォーム
- 氏名
- 生年月日
- メールアドレス
- 医師資格取得念
- 専門科
- 専門医資格
- 勤務病院の都道府県
- 勤務先病院名
- E-コンサル利用区分
E-コンサル利用区分の項目で、コンサル依頼のみか回答も行うかどうかの選択をします。登録後の変更も可能です。
回答医師の参加資格として専門医資格は必須ではありません。ただしMedii社が経歴などから総合的に判断します。
登録後に医師資格の確認作業が完了すると、登録完了のメールが届きます。
E-コンサルにはアプリもあり
E-コンサルはLINEのようにチャット形式で相談できるので、スマホとの相性もいいです。スマホで利用する場合にはアプリ版が用意されています。
実際に使用してみた感想
私は2022年9月のキャンペーン時に登録してみました。
コンサル依頼
自身の症例で疑問に思ったことを質問してみました。コンサル依頼では、特定の医師を指名して依頼することもできます。今回は診療科のみ設定。回答は1日くらい待つのかなと思っていましたが、30分ほどで回答がつきました。
内容も非常に丁寧に回答していただき、納得のいくものでした。
コンサル回答
登録してからのコンサル依頼は1ヵ月2-3件くるようになりました。依頼は先着順なので確認するとすでに他の医師が回答されているというケースも多いです。「もう少し依頼がくるといいな」というのが正直な感想です。
今後E-コンサルの認知度が高まっていけば、依頼数も増えていくでしょう。
ポイント付きアンケートあり
E-コンサルに登録すると、多くはありませんがアンケートが届きます。
内容はサービスや疾患に関するものです。100-500程度のポイントがもらえることもあります。
まとめ
スタートアップ企業Mediiが運営するE-コンサルは、他科コンサルとして役立つだけでなく、報酬としてポイントももらえるサービスです。
- コンサル依頼は無料、40領域・1,000名の専門医が回答
- コンサル回答で1,000pt獲得
- 当サイトリンクからの登録で最大1,000pt獲得
今はリリースしてから間もないため、報酬体系や利用料については今後も改定があるでしょう。今後の動向にも注視したいと思います。
医師資格を発揮したポイ活については、下記記事でまとめて解説していますので、ぜひご覧ください。
以上皆さんのポイ活に役立てて頂ければ幸いです。