皆さんはヒポクラという医師専用のSNSサービスをご存知ですか。ヒポクラはオンライン上で症例相談ができるサービスです。
- ヒポクラはどんなサービス?
- 実臨床に役立つ便利アプリが知りたい!
- ヒポクラの紹介キャンペーンでお得に始めたい!
この記事では、ヒポクラの概要について徹底解説。2024年より継続的にポイントも貯まるようになりました。
主な機能は次の3つです。
- 掲示板で幅広い会員から意見を聞く
- コンサルトで1対1の症例相談
- Bibgraghで簡易論文検索
医師資格を持っていれば、どの機能も無料で利用できます。
さらに新規に会員登録する方は、紹介キャンペーンで1,500円相当のポイント(ヒポクレ)がもらえます。
新規登録で1,500円分
※登録時に招待コードの入力が必要です。
ヒポクラは症例相談ができるアプリ
医師が効率的に情報交換を行い、互いに助け合うためのプラットフォーム。そんなニーズに応えるために開発されたのが「ヒポクラ」です。
ヒポクラは、オンライン上の医局をコンセプトにしたサービスを目指しています。医師が他の医師に気軽に相談できる、そんな総合病院の医局のようなオンラインプラットフォームです。
ヒポクラには、全国の医師が集まり、診療に関する疑問や課題を共有し、解決策を提案します。
全国の医師との情報交換が可能|専門医のアドバイスも聞ける
ヒポクラには、医師会員6万人以上が在籍。現在の医師数が34万人であること踏まえると、6人に1人の医師が参加していることになります。
全68診療科の医師が登録しており、心強いです。もちろん専門医から意見を聞くこともできます。
症例相談で使えるのは次の2つのサービスです。
- 知見共有(ホーム画面)
- コンサルト
それぞれの特徴を解説します。
知見共有は多くの医師の目に止まる医療版Yahoo!知恵袋
一つ目の相談サービスはもともと「知見共有」と呼ばれていたサービスです。ホームのアイコンをタップすると、ヒポクラに参加している医師全員が閲覧することができます。
自分で症例相談や論文情報を投稿することができ、掲示板形式で他医師からの回答や意見が届く仕組みです。
Xのように、より多くのインプレッションを集めれば、多くの医師からの助言を受けられます。20件以上のコメントが付くことも、珍しくありません。
知見共有の名の通り、他の症例相談も参考にすることができます。
コンサルトで1対1の相談
二つ目の相談サービスは「コンサルト」です。このコンテンツでは、専門科の医師に対して1対1で相談することができます。
個別の症例については、こちらで相談すると良いでしょう。現在用意されている専門領域はこちら。
- 皮膚科疾患(ヒフミルくん)
- 皮膚がんエキスパートライン
- 眼科疾患(メミルちゃん)
- 循環器疾患(ハトミル)
- 呼吸器疾患(肺ミル)
- 希少疾患(HAE)
他の診療科については、これからの充実に期待でしょうか。コンサルトでの回答時間は平均60分以内と、素早い返答が期待できます。
また「別の医師にも聞く」のボタンを押せば、サードオピニオンを聞くことも可能です。
利用料間無料、匿名で利用できる
ヒポクラのサービスを利用するためには、医師資格が必要です。医学生も登録可能ですが、症例相談は閲覧のみに制限されます。
掲示板での症例相談とコンサルトは、匿名での依頼が可能です。気軽にコメントすることができます。
他社のオンライン症例相談サービス
ヒポクラ以外のサービスでも、オンライン上の症例相談が可能なサービスがあります。Medii社が提供するE-コンサルです。
E-コンサルも、1対1で医師と医師をマッチングさせて医療相談を行えるという点で、似たサービス内容となっています。2つのサービスを比較してみました。
ヒポクラ×マイナビ | Medii E-コンサル | |
回答形式 | 診断書形式 | チャット形式 |
相談医師 | 匿名 | 匿名 |
回答医師 | 匿名 | 実名 |
大きく異なる点は、E-コンサルでは回答医師の名前が実名で表示される点です。より気軽に聞けるのは、ヒポクラになります。
E-コンサルでは、回答医師も募集しており、回答すれば1,000円分のポイントがもらえます。
他には、m3.comやMedPeerでも症例相談が可能なコンテンツはあります。こちらは、一旦運営で評価されるため、回答までに時間がかかります。
コンサルを利用する際の注意点
ヒポクラを利用したときの責任の所在には注意すべきです。提供された情報は、助言であり診断ではありません。この辺はE‐コンサルも同じで、基本的に相談した医師側に責任が伴います。
また患者の皮膚の写真など画像データも共有することができます。患者の個人情報と結びつかないよう、写真の加工が必要です。
ヒポクラでポイ活がスタート
2024年からヒポクレ(ヒポクラクレジット)の提供が、試験的に始まっています。
ポイントの価値は10ヒポクレ=1円相当です。現在の交換先はAmazonギフト券のみとなっています。
以下のコンテンツ利用でポイントが貯まります。
投稿キャンペーン | 100〜 |
コメントキャンペーン | 100〜 |
アンケート | 100〜 |
友達紹介 | 双方に15,000 |
アンケートは登録したメールに届きます。実際に私も参加してみました。
投稿キャンペーンやコメントキャンペーンは、対象が分かりづらく、まだ上手く稼げていません。試験的に提供とあるので、今後の改良を待ちたいところです。
論文の効率的な検索ができる
ヒポクラでは、「Bibgragh」という論文検索サービスが利用できます。Bibgraghでは次の機能が便利です。
- PubMedを日本語検索
- アブストラクトを和訳
- ノート編集で個人メモを作成
- 独自の薬剤辞書で製品名を一般名に自動変換
日本語訳では若干意味のあやしい変換もありますが、概要を確認する程度であれば十分な利用価値があります。
その他の機能|勉強会まとめ
ヒポクラのその他の機能としては、希望する診療科の勉強会を通知してくれます。現在利用できるのは次の16領域です。
循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、消化器内科、血液内科、神経内科、小児科、皮膚科、精神科、整形外科、泌尿器科、感染症、リウマチ、腫瘍、学会、漢方
Web講演会の予定が一覧で表示されるので、他の医療情報サイトのポイ活にも有用です。
ヒポクラの始め方|キャンペーンで1,500円分獲得
ヒポクラの登録方法を画像付きで解説します。知人医師からの紹介なら1,500円相当の特典がもらえるので、ぜひ利用しましょう。
紹介者・登録者双方に1,500円分のポイント(150,000ヒポクレ)が付与されます。特典の到着は、登録から1-2ヵ月後の予定です。
紹介してくれる知人医師がいないという方は、私の招待コード73tdもご活用ください。
73td
アプリ版の始め方
ヒポクラでは、アプリ版とPC版が用意されています。アプリ版での新規登録方法を解説します。
下記リンクよりアプリをインストール。
アプリを開いたら「新規登録する」をクリックします。
ユーザー登録フォームに従って、必要な情報を入力していきます。
- メールアドレス
- メール内の認証コード
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 医師登録年数
- 診療科領域、診療科名
- 勤務先病院
- パスワードの設定
- 招待コード
キャンペーンコードを受け取るためには、最後に出てくる招待コードの入力欄に入力します。
既に会員登録している医師から招待コードを教えてもらいましょう。私のコードでよければ73tdをお使いください。
73td
紹介コードの確認方法
知人医師への招待コードを送り方も、少しわかりにくいので解説します。
次のステップで招待メールを送ることができます。
- ホーム画面下タブの「プロフィール」
- 画面右上の「設定ボタン」
- 「友人を招待する」
これで招待コードの記載されたURLを確認することができます。ちなみに招待URLの最後尾の4桁の英数字が、自身の招待コードです。
医学生向けのキャンペーンもあり
設定画面には「医学生を招待する」の項目もあります。医学生向けのキャンペーンでは、マイナビRESIDENTに登録することで、1,000円分の「選べるe-GIFT」がもらえます。
選べるe-GIFTは各種共通ポイントに交換可能な電子マネーです。
マイナビRESIDENTに登録すると、ヒポクラ×マイナビ(医学生版)が使えるようになります。医学生版では知見共有とBibgraghの一部機能に制限があります。
株式会社exMedio(エクスメディオ)が提供
最後にヒポクラ×マイナビを提供しているexMedioを紹介します。
「テクノロジーの力で世界の健康寿命を5年延ばす」のスローガンを掲げる、医療スタートアップ企業です。
エクスメディオの概要
2014年12月 | 設立 |
2015年3月 | 皮膚科相談サービス 「ヒフミルくん」リリース |
2015年10月 | 眼科相談サービス 「メミルちゃん」リリース |
2016年12月 | サービスを拡充 サービス名を「ヒポクラ」に変更 |
2018年3月 | 株式会社マイナビと業務提携 「ヒポクラ×マイナビ」に変更 |
2019年に株式会社マイナビの傘下に入りました。
まとめ
症例相談ができる医師専用サービス「ヒポクラ」について解説しました。
眼科・皮膚科疾患を中心に、素早い回答を期待できるサービスです。一方でコンサルトできる診療科が限られているので、これからの発展に期待しています。
知人からの紹介であれば、1,500円分のポイントももらえます。これから登録を考えているという方は、招待コードの利用がおすすめです。
当ブログでは医師のポイ活について解説していますので、興味のある方は下記記事もぜひご覧ください。