- ANA Payから楽天Edyへのチャージは可能?
- ANA Pay経由で楽天キャッシュに移行できる?
- ANA Payのおすすめの活用方法は?
数多くの企業から〇〇Payとして、キャッシュレス決済サービスがリリースされています。当ブログでも楽天ペイやauPAYについて解説してきましたが、今回注目しているのはANA Payです。
航空会社ANAから登場したキャッシュレス決済「ANA Pay」。単にANAマイルが使えるだけでなく、2024年時点での高還元率決済ルートに必須のツールとなっています。
キャッシュレス決済のチャージ方法は、新規開拓⇒閉鎖のいたちごっこですので、今回のお得なチャージルートもいつなくなるか分かりません。ポイ活は水物、使えるときに使うのが鉄則ですね。
ポイ活とお得情報に目がない勤務医うーろんです。この記事は賞味期限が早いですが、ご参考いただければ幸いです。
近年のキャッシュレス決済のブームの中、ANA Payが注目されている理由とそのキャンペーン内容について詳しく解説します。
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なぜ今、ANA Payが注目されるのか?
キャッシュレス決済サービスが増える中で、航空会社ANAが提供する「ANA Pay」は特に注目されています。
その理由は、普段の決済でANAマイルが貯まる点にもありますが、もちろんそれだけではありません。
2023年から楽天Edyと楽天キャッシュの相互交換が始まりました。このことで、ANA Payを介したお得なチャージルートが開通。
納税や投資信託にも応用できる高還元率決済ルートで、ポイ活界隈で密かなブームとなっています。
ANA Payを利用して楽天キャッシュの還元率を2.5%にする方法
ANAカードを持っていない方にも、ANA Payを魅力的に利用する方法があります。楽天キャッシュにチャージする際に、ANA Payを経由することで、還元率がUPするのです。
楽天キャッシュとの連携|ANA Payの新たな出口戦略
2024年7月24日に、楽天Edyと楽天キャッシュの相互交換が開通(2024年1月20日時点では、Android端末のみ)。これにより、ANA Payの活用範囲がさらに広がりました。
楽天キャッシュは、楽天の発行する電子マネーです。楽天Edyも楽天の電子マネーですが、おサイフケータイが必要など、利用に制限があります。
一方で楽天キャッシュは、2023年からeL-QRコードに対応した楽天ペイで使えます。住民税など地方税の納税も可能。楽天キャッシュをいかに高還元率で手に入れられるかが、焦点となっています。
楽天ペイを活用した納税については下記記事もご参照ください。
還元率2.5%|NLG+au Payを利用
還元率2.5%を実現する具体的な手順は以下の通りです。
NLG(MC)⇒au Pay(プリペイド) | +2.0% |
au Pay(プリペイド)⇒ANA Pay | +0% |
ANA Pay⇒楽天Edy | +0.5% |
NLGとは、三井住友カードゴールドNLのことで、下記の条件を満たすことで、年会費無料かつ最大+2.0%の還元が期待できます。
- 基本還元率…+0.5%
- 年間100万円利用…+1%
- リボ払い…+0.5%
NLGカードからau Payにチャージするには、以下の注意点もあります。
- 国際ブランドはMastercardのみ
- 月5万円が上限
- au Payプリペイドカードの発行しApple Payへの登録が必要
2024年2月13日より、残念ながらau Pay⇒ANA Payがポイント付与対象外になってしまいました。これにより総還元率は3%から2.5%に低下。
ANA Payから楽天Edyのチャージで+0.5%の還元が得られます。
楽天Edyは楽天キャッシュと相互交換することで、還元率2.5%の楽天ペイの完成です。
三井住友カードゴールドNLは、ポイントサイトで2,000-3,000円分の案件で出ています。
ポイントサイトの利用は気が引けるという方は、こちらのリンクからの登録で2,000円分のVポイントがもらえるキャンペーンも実施中ですので、ご利用ください。
紹介キャンペーンで2,000円
還元率2.5%|三井住友Olive+Kyashを利用
還元率は2.5%に落ちますが、今流行りの三井住友Oliveでも高還元のルートがあります(Oliveは国際ブランドがVISAに限定されているため、au Payのルートは使えません)。
NLG or Oliveゴールド⇒Kyash | +2.0% |
Kyash⇒ANA Pay | +0% |
ANA Pay⇒楽天Edy | +0.5% |
今度は中継にキャッシュレス決済サービス「Kyash」を使います。最大月間100p(+0.2%)の還元がありましたが、2024年1月25日よりANA Payはポイント付与の対象外となってしまいました。
Oliveは三井住友ナンバーレスカードと同系列のカードですが、給与振込で毎月200ptなど魅力があります。
最近ではポイントサイトのOliveで3,000ptの案件も出てくるようになりました。
ANA Pay⇒楽天Edy⇒楽天キャッシュの設定
ANA Pay⇒楽天Edyにチャージするには、楽天会員の設定からANA Payバーチャルプリペイドカードを登録します。
通常は登録した翌日正午以降に取引が可能になります。また登録してから30日間、1日のチャージ上限額は1万円です。
ANA Pay⇒Edyは挙動が不安定という報告もあります。実際に私も数回利用したところで、セキュリティーロックがかかりました。
ANA Payバーチャルカードの名義が、ANA PAY MEMBERになっているのが原因のようです。
楽天Edyへ「ANA Payのチャージができなくなりました」と問い合わせたところ、すぐに対応して頂けました。私のケースでは、翌日から使えるようになりました。
ANA Pay経由の活用方法と注意点
ANA Pay経由のチャージ方法で注意すべき点は以下の通りです。
- Kyashへのチャージは月額上限5万円
- 楽天Edyと楽天キャッシュの相互交換はAndroid端末のみ
- ANAPay⇒楽天Edyは早期封鎖懸念
Kyashの還元は月100円分なので、月額上限は5万円まで。それ以上は還元率が下がります。
楽天Edyと楽天キャッシュの交換は、現在のところiPhoneは対応していません。今後の更新を期待しています。
Amazonギフト券の購入で3.5%還元
出口戦略として楽天キャッシュの他に、Amazonギフト券も選択肢として優秀です。
Amazonギフト券は単にAmazonで商品を購入するだけでなく、Amazon Payで利用することで国税やふるさと納税の支払いに充てられます。
NLGカード⇒Kyash⇒ANA Pay⇒TOYOTA wallet⇒Amazonギフト券のルートでは、3.5%の還元率でAmazonギフト券が購入することができます。
これでAmazon Payで納税すれば、実質納税分の3.5%が手元に帰ってくることになり、大変お得です。
ANA Pay新規登録時のお得なキャンペーン
ANA Payでの実施されている新規登録キャンペーンをまとめます。
2024年2月29日まで3つの特典が用意されています。
- 新規登録かつANA Pay3,000円以上決済で500マイル
- ANAカードからANA Payへ5,000円以上チャージで300マイル
- ANAカード(JCB)に新規登録かつ3万円以上チャージで4,200マイル
「ANAカードからANA Payへのチャージで300マイル」は、すでにANA Payを登録している方も対象です。
キャンペーンにエントリーするまでの手順
ANA Payのキャンペーンは、上記の条件を満たせば、勝手にマイルが付与されるものではありません。以下の手順でキャンペーンへのエントリーが必要になります。
- ANAマイレージクラブへの入会
- ANAマイレージクラブアプリのダウンロード
- ANAPay会員登録
- キャンペーンページでの参加登録
ANAマイレージクラブへの入会
ANAマイルを貯めるには、ANAマイレージクラブへの会員登録が必要です。すでにANAを利用したことがあれば、またANAカードを発行していれば、入会済みの方も多いでしょう。
ANAマイレージクラブアプリをダウンロード
ANA PayはANAマイレージクラブアプリから利用することができます。
ANA Pay会員登録
ANAマイレージクラブアプリを起動すると、会員番号の入力に移ります。ログイン後、画面下の「Pay」マークをタップ。
電話番号とメールアドレスの認証を経て、ANA Payの会員登録は終了です。さらにタッチ払いの設定では、Apple PayやGoogle Payの設定ができます。
Apple Payで設定すると上図のように、バーチャルプリペイドカードが発行されます。
キャンペーンへのエントリー
最後にANAの公式サイトでキャンペーンへのエントリーが必要です。
こちらのページからエントリーすることができます。
過去のキャンペーン(現在は終了しています)
2023年8月31日までの新規入会キャンペーンは、最大1万マイルがもらえるという大変魅力的な内容でした。1万マイルの条件を端的示すと以下の2点です。
- ANAカード(VISA・Mastercard)でANAPayに6万円以上チャージ
- ANAPayで1万円以上タッチ決済する
これで1万マイルは破格です。ANA Payキャンペーンの特典は、次の3つのポイントに分かれます。
ANAカードから ANA Pay3,000円以上のチャージ | 300マイル |
ANA Payタッチ決済 | 最大800マイル |
ANAカード(Visa/Mastercard)から ANA Payへチャージ | 最大8,900マイル |
合計 | 最大10,000マイル |
以下詳細について解説します。
タッチ決済で獲得できるボーナスマイル
コード決済ではなく、タッチ決済をすることで、以下のようなボーナスマイルがもらえます。
3,000円以上の決済 | 200マイル |
5,000円以上の決済 | 500マイル |
10,000円以上の決済 | 800マイル |
ANA Payのタッチ決済は、iDやVISAタッチ決済が可能な店舗で利用することができます。
コード決済は対象外なので、注意が必要です。一方でANA Pay登録時に発行されるバーチャルプリペイドカードでの決済分はキャンペーンの対象です。
バーチャルプリペイドカードは、クレジットカードのように利用できるため、出口戦略が簡単になりました。
ANAカードからのチャージで大量マイル獲得
特定の金額をANAカードからチャージすることで、さらに多くのボーナスマイルが獲得できます。
ANA Payへのチャージ対象カードブランドはVISA、Mastercard、JCB、Dinersの4つ。AMEXは対象外です。
3,000円以上の利用で300マイルがもらえます。
さらに国際ブランドのうちVISA/Mastercardブランドでチャージすると以下の特典が追加されます。
3万円以上のチャージ | 3,900マイル |
5万円以上のチャージ | 6,900マイル |
6万円以上のチャージ | 8,900マイル |
いずれも、3,000円以上のタッチ決済は必須です。
ANA Payキャンペーンの注意点|最大マイル獲得の秘訣
ANA Payキャンペーンでしっかり1万マイルをもらうために、以下のことに注意しましょう。
- VISA/Mastercard以外のブランドのカードではマイルが激減
- 期間中に6万円チャージ、決済は1万円でOK
- 一度チャージした金額のキャンセルは不可
- 家族カード・法人カードは対象外
JCB、DinersブランドのANAカードからも、ANA Payにチャージは可能です。ただし、特典は1,100マイルと大幅ダウンしてしまいます。
お得なキャッシュレス決済は「使えるときに使う」が鉄則
キャッシュレス決済のサービスは、新規開拓と閉鎖の繰り返しとなっています。そのため、有効な期間内に最大限利用することが求められます。
ANA Pay⇒楽天Edyのチャージも、時間の問題という見方が強いです。お得なうちに使い切りましょう。
以上皆様のポイ活にご活用いただければ幸いです。