- m3.comカードを作った方がいい人の条件は?
- m3カードの一般・ゴールドの違いは?
- m3カードはいつ作るのがおすすめ?
皆さんはm3.comを利用されていますか。m3では医療情報へのアクセスで、ポイントがもらえます。m3でのポイ活を究めんとするなら、保有しておきたいのがm3カードです。
日々ポイ活に勤しむうーろんです。私もm3ポイントの還元率を上げるためだけに、m3カード(一般)をもっています。
m3ポイントの通常還元率は1pt=4円相当。貯めたポイントは各種マイル・共通ポイントに交換が可能です。さらにm3カードの保有で還元率が1pt=4.16円にUPします。
ただしm3カードには年会費もあるので、単に持っていればお得という訳ではありません。m3カードから年会費以上のメリットを受ける条件は、以下の通りです。
年間8,430pt以上のm3ポイントを稼げば、一般カードの保有がお得
m3で見かけるm3.comカードのバナー広告。気になっていた方も少なくないはず。「年会費有料のカードは論外!」という節約上手な方も、使い方によってはお得になるケースもあるので、ぜひご覧ください。
m3.comカードの基本スペック
m3.comカードは、m3会員が申し込める医師限定のクレジットカード。一般とゴールドの2つのランクが用意されています。国際ブランドはJCBのみです。
まずはm3.comカードの基本情報を見てみます。比較のため、m3ゴールドカードと年会費が同じ、楽天プレミアムカードも載せました。
カード | m3カード 一般 | m3カード ゴールド | 楽天カード プレミアム |
年会費 | 1,375円 | 11,000円 | 11,000円 |
家族会員 年会費 | 440円 | 1名無料 2名から 1,100円 | 550円 |
会員資格 | 本人または配偶者に安定収入がある医師 | 本人に安定収入がある医師 | 誰でも(審査はあり) |
ETC | 無料 | 無料 | 無料 |
ブランド | JCBのみ | JCBのみ | JCB VISA マスターカード アメリカンエキスプレス |
ポイント還元率(基本) | 0.416% | 0.416% | 1% |
ポイント還元率(最大) | 0.832% | 1.25% | 2% |
海外旅行保険 | 3,000万 | 1億 | 5,000万 |
国内旅行保険 | 3,000万 | 5,000万 | 5,000万 |
ショッピング保険 | 100万 | 500万 | 300万 |
空港ラウンジ | ✖ | 〇 | 〇 |
一般・ゴールドともに、平凡なスペックのカードですね。
ゴールドカードでは、1,000円利用につきm3ポイントが最大3pt付与されるので、最大還元率1.25%※になります。
※m3カードを持つことでm3ポイントの交換レートが4%UPとなり、1pt=4.16円にUP。
m3カードの審査難易度
すでに医師資格というステータスがあるので、m3.comカードの審査に落ちることはまずないでしょう。
一般カードの取得条件は、医師資格+本人もしくは配偶者の安定収入。専業主婦や産休・育休中でも取得できます。一方で、ゴールドカードは本人の安定収入も条件です。
家族カードの発行
一般カードの家族会員の年会費は、一律440円(税込)です。ゴールドカードは1名まで無料、2名以降は1人1,100円(税込)がかかります。
m3.comカードを保有するメリット
m3カードを持つことで、4つの特典を受けられます。
- m3ポイントの還元率が4%UP
- 会員ステータスが常時プラチナにUP
- カード利用でポイント還元
- 招待日和の利用料が割引
この内、上2つのm3ポイントの価値4%UPと、永続プラチナ会員の特典が、m3のポイ活で最大限の効果を発揮します。
さらにm3カードは、医師しか持てない希少性の高いカードです。会計時にm3カードを使えば、医師であることをさりげなくアピールできます。
医師の身分がバレるのは逆にデメリットかもしれません。
m3ポイントの還元率4%UP
m3カードを持つ最大のメリットは、m3ポイントの交換レート優遇制度です。以下のポイント交換が4%アップします。
- Amazonギフト券
- Tポイント
- dポイント
- 楽天ポイント
- iTunesギフトコード
- M2PLUSポイント
1pt=4円のAmazonギフト券、Tポイント、dポイントに交換する方は多いと思います。
Amazonギフト券、Vポイント、dポイントへの交換優遇率は次の通りです。
5,000円相当 | 1万円相当 | |
通常時 | 1,276pt | 2,503pt |
優遇時 | 1,224pt | 2,402pt |
お得分 | 52pt | 101pt |
1万円相当の特典の交換に必要なm3ポイントは、優遇時に101pt(=約400円)ほどお得に。m3ポイントの還元率に直すと、1円=4.16円となります。
会員ステータスがプラチナにUP
m3ポイントをお得に利用するなら、ステータスをプラチナに保つことが欠かせません。通常は1ヵ月間に600青a(ステータスアップアクション)を集める必要あります。
m3カード保有者は自動的に会員ステータスがプラチナに固定されます。
便利な特典ですが、いくつか注意点があります。
- m3カード入会以前の月はプラチナステータスにならない
- 毎月もらえるボーナスアクションは加算対象外
- 家族カードでは対象にならない
カードの特典のみでプラチナステータスになっても、MR数×20aのボーナスアクションはもらえません。
そもそもm3カードを有効活用するなら、ある程度m3ポイントを貯める必要があります。この特典に頼らずとも、プラチナステータスの条件を満たしてしまうでしょう。
カード利用でポイント還元
JCBブランドのカードは、一般的にOkiDokiポイントが還元されます。m3カードでは、OkiDokiポイントの代わりにm3ポイントが貯まる仕様です。
m3カードは、年間利用額に応じてカードの還元率が上昇します。
年間利用額 | 1,000円毎に付与される m3ポイント | 還元率 |
50万円未満 | 1pt | 0.416% |
50-100万円 | 1.5pt | 0.624% |
100-200万円 | 2pt | 0.832% |
200万円以上 | 3pt | 1.25% (ゴールドのみ) |
メインカードにしないと、なかなか年会費200万円以上を達成するのは困難です。年会費無料の楽天カードが1%還元なことを考えると、もう少し頑張って欲しいですね。
招待日和の利用料が割引
招待日和はフィールドプランニングが提供する、会員制のホテル・レストラン優待サービス。国内外の選ばれた400の有名店で該当のコースメニューを予約すれば、1名無料で利用できます。
招待日和の特典
m3カードの保有者は以下のどちらかを選べます。
- 通常の年会費33,000円、特別価格23,540円に割引
- 1回の予約で手配料3,300円支払う代わりに年会費無料
正直なところ、私はあまり利用しないかなと思います。気軽に行ける距離にお店がないというのも理由です。
余談ですが、招待日和はアメックスゴールドカードの特典で年会費無料で利用できます。
損益分岐点は年間8,430ptのm3ポイント
特典分がm3カードの年会費を超える損益分岐点を計算します。
一般カードの年会費1,375円の元をとるなら、年間8,430pt(3万5,000円相当)のm3ポイントの交換が必要です。
優遇還元率で3万5,000円分のポイントを交換するときのポイントは8,430pt。
8,430pt=2,402pt(10,000円分)×3+1,224pt(5,000円分)
対して通常還元率で必要なポイントは8,785ptですので、差額は355pt(1,420円分)。年会費1,375円を超えます。
正確には8,594ptですが、カード優遇での交換は5,000円分または1万円分しか用意されていないため、3万5,000円分が損益分岐点です。
年間210万円決済するならゴールドカードがお得
m3ポイントの優遇は、一般カードとゴールドカードで差はありません。ゴールドカードをお得に使うには、ショッピング利用時の還元の差額で、年会費を超える必要があります。
- 年会費の差額:9,625円
- 還元率の差:0.416%
損益分岐点は、9,625円÷0.458%=2,313,701円。年間232万円をm3カードで決済するときに始めてお得になります。
普段の決済は他にもお得なカードがあります。m3ゴールドカードが活躍する場面はそう多くないでしょう。
一方で、一般カードの損益分岐点「年間8,430pt以上のm3ポイントを交換する」は、かなり現実的な数字です。
2024年度のm3カード入会キャンペーン
出典:m3.com
m3カードは、1年間を通していつでも発行することができます。ただし、年末から年度末にかけて開催される入会キャンペーンを利用すると、さらにお得です。
2025年3月31日までの期間限定で開催中です。
m3.comカード新規発行キャンペーン
申込期間:2024年11月1日~2025年3月31日
発行期間:2025年4月30日まで
特典:一般21,675円相当、ゴールド54,600円相当
特典の内訳は下記の通りです。
カード | 一般 | ゴールド |
年会費無料 | 1,375円 | 11,000円 |
ショッピング R:20万円以上 G:70万円以上 | 4,800円 (12,520a) | 18,900円 (48,000a) |
ショッピング R:60万円以上 G:130万円以上 | 14,400円 (36,510a) | 35,100円 (88,310a) |
Web講演会 3件視聴 | 1,500円 (3,910a) | 3,000円 (7,770a) |
M2PLUS 1万円以上購入 | 1,000円 (2,590a) | 2,000円 (5,180a) |
m3クイズ 1問解答 | 100円 (280a) | 200円 (560a) |
招待日和 手配料無料 | 3,300円 | 3,300円 |
合計 | 21,675円 | 54,600円 |
年会費無料分と招待日和手配料無料分は、実際にもらえる特典ではありません。2項目を除いて、純粋な特典分を算出します。10a=1pt=4.16円のレートで計算すると以下の通りです。
カード | 一般 | ゴールド |
純粋な特典 (アクション) | 43,290a | 181,020a |
1pt=4.16円で計算 | 18,009円 | 42,357円 |
クレジットカードの利用額に応じたボーナスは、還元率にすると2.4%。基本還元率と合わせれば悪くない数字です。
過去のキャンペーンを比較(2023年度)
2023年度のキャンペーンは、2024年度とほぼ同じ内容です。ショッピング利用の特典に、一般40万円以上、ゴールド100万円以上の条件が一つ加わるのみです。
カード | 一般 | ゴールド |
年会費無料 | 1,375円 | 11,000円 |
ショッピング R:20万円以上 G:70万円以上 | 4,800円 (12,520a) | 18,900円 (48,000a) |
ショッピング R:40万円以上 G:100万円以上 | 9,600円 (24,720a) | 27,000円 (68,000a) |
ショッピング R:60万円以上 G:130万円以上 | 14,400円 (36,510a) | 35,100円 (88,310a) |
Web講演会 3件視聴 | 1,500円 (3,910a) | 3,000円 (7,770a) |
M2PLUS 1万円以上購入 | 1,000円 (2,590a) | 2,000円 (5,180a) |
m3クイズ 1問解答 | 100円 (280a) | 200円 (560a) |
招待日和 手配料無料 | 3,300円 | 3,300円 |
合計 | 21,675円 | 54,600円 |
過去のキャンペーンとの比較(2022年度)
2022・2023年のキャンペーンと内容が若干異なりますので、参考までに内容を載せておきます。m3ポイントも改定前の1pt=4.58で計算しています。
m3.comカード新規発行キャンペーン(2022年度)
申込期間:2022年11月16日~2023年3月31日
発行期間:2023年4月30日まで
特典:一般12,000円相当、ゴールド33,000円相当
特典の内訳は下記の通りです。
カード | 一般 | ゴールド |
年会費無料 | 1,375円 | 11,000円 |
ショッピング R:20万円以上 G:50万円以上 | 4,800円 (11,350a) | 13,500円 (31,000a) |
Web講演会 3件視聴 | 1,500円 (3,550a) | 3,000円 (7,050a) |
M2PLUS 2万円以上購入 | 1,500円 (3,550a) | 2,000円 (4,700a) |
m3クイズ 1問解答 | 100円 (250a) | 200円 (500a) |
招待日和 手配料無料 | 3,300円 | 3,300円 |
合計 | 12,000円 | 33,000円 |
純粋な特典分はこちら。
カード | 一般 | ゴールド |
純粋な特典 (アクション) | 18,700a | 43,250a |
1pt=4.16円で計算 | 7,779円 | 17,992円 |
過去のキャンペーンとの比較(2021年度)
m3.comカード新規発行キャンペーン(2021年度)
申込期間:2021年12月16日-2022年3月31日
発行期間:2021年12月16日‐2022年4月30日
特典:一般7,575円、ゴールド21,500円
カード | 一般 | ゴールド |
年会費無料 | 1,375円 | 11,000円 |
ショッピング 5万円以上利用 | 2,100円 (4,950a) | 5,500円 (12,800a) |
Web講演会 | 500円 (1,200a) | 1,000円 (2,350a) |
Docpedia回答 | 100円 (250a) | 200円 (500a) |
m3 ToDo Plusログイン | 200円 (500a) | 500円 (1200a) |
招待日和 手配料無料 | 3,300円 | 3,300円 |
合計 | 7,575円 | 21,500円 |
純粋な特典分のポイント付与はこちら。
カード | 一般 | ゴールド |
純粋な特典 (アクション) | 6,900a | 16,850a |
1pt=4.58円で計算 | 3,160円 | 7,717円 |
2024年度のキャンペーンの有効活用方法
過去のキャンペーンと比べると、特典でもらえるポイントは大幅に増額。ただし、ショッピング利用額によるポイント付与がほとんどです。
ポイントのために出費を増やしては本末転倒。無理して条件達成する必要はないと個人的には思います。M2PLUSの条件も同様です。
Web講演会とm3クイズの条件は、簡単かつ出費もないので必ずやりましょう。
m3カードを実際に発行してみた
- 一般カード発行で3,000円分のポイントがもらえる
- 月5,000円分のm3ポイントを稼げば、6万円×4%=2,400円分の優遇
- 年会費1,375円を引いても1,000円お得
上記から発行する価値は十分にあると考え、2021年のキャンペーンを利用して一般カードを申し込んでみました。
普段の決済に利用する予定はないので、ゴールドカードは見送ります。
カードの申し込みは、m3.comカードの紹介ページからJCBのページにアクセス。
JCBの登録フォームをに記入して完了。登録完了後2-4週間で届く見込みです。5分程度の作業で、登録することができました。
発行すると、ポイント交換画面の右側に「m3.comカードご利用明細確認」のボタンが表示されるようになります。
2022年はm3カード優遇で5,544円分お得に
実際には、2022年4月-8月の期間で目標の損益分岐点を超えました。
2022年8月にキャンペーンによるアクションも到着。忘れた頃にやってきたので、何のポイントか考え込んでしまいました。
合計で6,900a=3,160円分のポイントを獲得できています。
2022年の1年間で貯めたm3ポイントは31,503pt、1pt=4.4円換算で138,613円。その4%分5,544円がm3カード優遇分です。
年会費分を差し引いても十分な魅力があります。
まとめ
m3.comカードのメリットについて解説しました。ゴールドカードを使いこなすのはなかなか難しいですが、一般カードであれば条件は意外と簡単です。
カードをお得に利用する損益分岐点は、年間8,430pt以上のm3ポイントを貯めること。
年末から年初にかけて新規入会キャンペーンも実施されます。m3でのポイ活に取り組んでいれば、カードの発行を検討してみてはいかがでしょうか。
m3ポイントの効率的な貯め方はこちらもご参考ください。
貯めたポイント利用法については、こちらもご参考ください。
以上、皆様のポイ活に役立てて頂ければ幸いです。