- お得な決済方法で日々の支払いをしたい
- 楽天期間限定ポイントの使い道が見つからない
- 請求書支払いでポイント還元を受けたい
皆さんはコード決済利用していますか。QRコードやバーコードを読み込むだけで支払いが完了するのは、とても便利ですよね。
コード決済は各社顧客の囲い込み競争に熱心で、ポイント還元を充実させています。
普段の決済はもちろん、最近では請求書もコード決済への対応が進みました。特に税金の請求書は額も大きいので、できるだけお得に支払いたいものです。
2023年4月より楽天ペイがついに請求書支払いに対応。今回はこの楽天ペイについて解説します。
2024年8月時点では、一番お得な請求書支払いは楽天ペイと言えるでしょう。この記事を読んでいただければ、楽天ペイをさらにお得に使いこなせるはずです。
楽天ペイ決済は基本還元率1.5%
まず楽天ペイの基本情報について解説します。
楽天キャッシュ⇒楽天ペイで還元率1.5%
楽天ペイではチャージした楽天キャッシュで支払うと、100円決済ごとに1.5ptの還元を得ることができます。還元されるポイントは、使い道の豊富な通常ポイントです。
もともとは、楽天カードから楽天キャッシュにチャージした場合のみ1.5%還元でした。2024年6月4日よりルール改訂があり、現在は楽天キャッシュのチャージ方法によらず1.5%還元の対象です。
ポイント支払いでも1%還元
楽天ペイの支払方法は4つあります。
- チャージ払い(楽天キャッシュ)
- 楽天ポイント
- 銀行(楽天銀行普通預金)
- 楽天カード払い
楽天キャッシュでチャージ払いをした場合以外は、還元率1%です。
楽天ポイント払いでは、使い道が限られている期間限定ポイントも使えます。余っている楽天期間限定ポイントがあれば、積極的に使いましょう。
クレジットカードでチャージした場合
楽天キャッシュへのチャージ時にクレジットカードを利用した場合、クレカ側のポイントがつけば、ポイントの2重取りが可能です。
しかしながら、多くのクレジットカードで楽天キャッシュのチャージが、ポイント付与の対象外に指定されています。
ただし、後述する楽天ギフトカードを利用した方法で、クレジットカードの還元を得ながら、楽天キャッシュ(=楽天ペイ)にチャージすることができます。
楽天キャッシュをいかに高還元率で手に入れるかが焦点に
楽天ペイは通常決済で1.5%、請求書払いでは0%のポイント還元率です。これに加えて楽天キャッシュをチャージした際のポイント付与が上乗せされます。
つまり楽天キャッシュをいかにお得にチャージするかが、楽天ペイ攻略のカギということです。
楽天ペイが請求書払いに対応
2020年頃から公共料金の請求書や税金の納付書に、コード決済が採用され始めました。
税金の納付書は各自治体によって採用するコード決済に差がありました。当初はLINE PayとPayPayのみでしたが、その後d払いやauPayを採用する自治体も増えています。
地方税統一QRコード「eL-QR」が登場
2023年4月より、eL-QRという統一規格が導入。これにより、ほぼ全国の自治体で地方税の支払にコード決済が使えます。
楽天ペイ(請求書払い)は、2023年4月17日からeL-QRに対応しました。バーコードの請求書払いが楽天ペイに対応していない自治体でも、eL-QRさえあれば楽天ペイでの地方税納付が可能です。
楽天ペイは次の支払にも対応しています。
- 電気料金
- 水道料金
- ガス使用料
- NHK受信料
- 国民健康保険料(一部自治体)
- 保育料(一部自治体)
国民健康保険料や保育料の請求書はeL-QRではないため、自治体によっては楽天ペイが使えません。
請求書払いは基本還元率0%
楽天ペイの基本還元率1.5%は、街でのお買い物など、通常の決済を想定しています。残念ながら、納税を始めとする請求書払いはポイント付与の対象外です。
コード決済の還元率は、各社とも改悪トレンド。手数料的にも仕方のないことのなのでしょう。
それでも、コード決済での税金の支払いは手数料が無料。楽天キャッシュにチャージするまでの還元を考えれば、十分にお得と言えます。
そもそも税金を含む請求書は、直接クレジットカードで支払うことも可能。ただそれだと1%前後の手数料が発生し、クレカのポイント還元と相殺されてプラマイ0。
コード決済は手数料がかからないという点だけでも、大きなメリットなのです。
2023年5月は請求書払いでも還元がもらえる、例外的なキャンペーンもありました。
楽天キャッシュはコンビニ等で購入可能な楽天ギフトカードで、チャージすることができます。
楽天ペイのおすすめチャージ方法2選
楽天ペイ(楽天キャッシュ)を高還元率で手に入れる方法を2つ紹介します。
- 【+3.0%】JAL Pay+WAON
- 【+2.5%】JAL Pay+ANA Pay
JAL Pay+WAONで3.0%
まずはJAL PayとWAONを組み合わせたルートを解説します。このルートの還元率は3.0%です。
NLG(1.5%)→JAL Pay(0.5%)→WAON(1.0%)→楽天キャッシュ→楽天ペイ
NLG=三井住友カードゴールド(NL)は私も愛用しています。通常還元率0.5%ですが、年間100万円利用で1万円分のポイント付与、つまり+1.0%の還元率です。
合計で1.5%還元、これをお得な決済ルートの起点にします。
楽天キャッシュはPOSA(楽天ギフトカード)の購入でも手に入れることができます。クレジットカードで楽天ギフトカードを直接購入することはできませんが、下記の手順で入手可能です。
- JAL Payにチャージ
- JAL PayをApple Payに登録
- Apple PayでWAONにチャージ
- ミニストップで楽天ギフトカード購入
JAL Payについてはこちらの記事もご参考ください。
JAL Pay+ANA Payで2.5%
次にJAL PayとANA Payを組み合わせた方法です。還元率は2.5%と下がり、手順も多くなりますが、POSAを購入する必要がないという圧倒的なメリットがあります。
NLG(1.5%)→JAL Pay(0.5%)→ANA Pay(0.5%)→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天ペイ
Apple Payに登録したJAL PayでANA Payにチャージ。それを使って楽天Edyを購入します。
AN楽天Edyと楽天キャッシュは、2024年6月から相互交換が開始しました。ただし、Android端末が必要です。このルートでは、自宅で完結できる点が魅力ですが、iPhone端末とAndroid端末の2つを要する点が大きなデメリットです。
【終了】理論値最大+3.5%!すぐに封鎖が予想されるルート
最後に2023年5月現在は開通の確認される最大+3.5%のルートを紹介します。終了しました。
- エポスゴールド→MIXIM【2.5%】
- MIXIM→FamiPay
- FamiPay→WAON【0.5%】
- WAON→楽天ギフトカード【1.0%】
複数のクレジットカードや電子マネーを経由することで実現します。FamiPayにApplePayが対応したことで開通しました。
ただいつ改悪が起こっても不思議ではありません。またMIXI M→FamiPayには月2万円の上限があり、このルートの律速段階になっています。
楽天ペイの支払い上限が大幅緩和
楽天ペイの支払い上限は、2023年から大幅に増額されています。
ポイント支払いは会員ランクによって上限が決まる
楽天には5つの会員ランクが存在。楽天ポイントで支払う場合の上限も、この会員ランクで決まります。
会員ランク | 1回 | 24時間 | 1ヵ月 |
ダイヤモンド会員 | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
プラチナ以下 | 3万円 | 10万円 | 10万円 |
- 過去6ヵ月で4,000pt以上獲得
- 過去6ヵ月30回以上ポイントを獲得
- 楽天カードを保有
楽天市場を普段から利用していると案外満たせます。不必要な出費を避けたいという方は、楽天ふるさと納税を利用すると良いでしょう。
楽天キャッシュ支払いは会員ランク関係なし
楽天キャッシュで支払う場合は、全ての会員ランクで上限の50万円まで利用することができます。
会員ランク | 1回 | 24時間 | 1ヵ月 |
全ランク | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
請求書払いの1回上限は30万円
請求書払いの上限は、一般の支払いと異なります。1回に支払える上限は30万円です。
会員ランク | 1回 | 24時間 | 1ヵ月 |
ダイヤモンド会員 | 30万円 | ー | 100万円 |
プラチナ以下 | 3万円 | 10万円 | 10万円 |
所得が多くなると住民税の納付書の額が30万円を超える場合もあるでしょう。東京都港区のように、納付書の分割に応じてくれる自治体もあります。
キャンペーンの併用
楽天ではたくさんのキャンペーンを実施しており、楽天ペイの支払いで使えるものもあります。
5と0の付く日はポイント払いの日で+1%
5と0の付く日に楽天ペイでポイント支払いすると、還元率+1%。上限は200ptです。毎月開催されています。
楽天ポイントカード提示で+1%
楽天ペイアプリには楽天ポイントカードを表示できる昨日があります。支払い前に楽天ポイントカードを読み取って貰えば、+1%。さらにこのキャンペーンにエントリーしておけば、+1%、合計2%還元率がUPします。
他社〇〇Payとの比較
改悪の続いていた楽天経済圏ですが、クレカ積立の改善など、再びお得度が増したことで注目を集めています。
楽天経済圏の改悪はユーザー数も多いことから何かと話題になりがちですが、他の経済圏も静かに改悪が進んでいます。
PayPayは改悪
PayPay経済圏は楽天経済圏とよく対比され、お得なキャンペーンを数多く開催してきました。ただ2023年は改悪のニュースが続きます。
- PayPayのクレジットカード登録が原則不可
- ソフトバンクまとめて支払いに手数料
特に2023年5月1日に発表された、他社クレジットカードの締め出しには「PayPay改悪」がSNSのトレンド入りするなど、大きな波紋を呼びました。
PayPayでは2022年に請求書払いの還元ポイントが0になっています。今回の改悪でお得なチャージ方法も塞がれ、お得な決済手段とは言えなくなりました。
auPAYは選択肢
auPAYも2023年4月から請求書払いでのポイント還元が、0.5%から0%に改悪されました。ただし高還元でのチャージ方法は、まだ残されています。
auPAYはMastercardブランドのクレジットカードで
チャージが可能。三井住友カードゴールド(NL)ももちろん使えるので、還元率1.5%を目指すことができます。
POSA(楽天ギフトカード)購入が必要ない分、作業負担はauPAYの方が少ないです。
まとめ
請求書払いに対応した楽天ペイについて解説しました。数%の還元と言えど、高額な地方税の納付では、無視できない額になります。
コード決済はすぐに制度が更新されるため、最もお得な支払い方の情報をアップデートしておきましょう。
以上皆様のポイ活・節約にお役立ていただければ幸いです。