今年も納税通知書が届く季節になりました。ご存じの方も多いとは思いますが、請求書の支払いでもクレジットカードやコード決済(スマホ決済)でポイントが還元されます。
- au PAYでお得に請求書支払いしたい!
- au PAYに対応してない自治体でも、利用できる方法はないかな?
- クレカ修行にau PAYでの税金支払いを活用したい!
こんな方に向けて、au PAYを活用したお得な納税方法を解説します。
日々節約とポイ活に勤しむ勤務医うーろんです。2022年の所得税の納付は、au PAYと三井住友カードゴールド(NL)の組み合わせで支払います!
au PAYが税金支払いに利用できる自治体は、これまで東京都と神奈川の一部でした。2022年4月から対応する自治体が大きく拡充されています。
少し複雑な方法にはなりますが、au PAYに対応していない自治体での代替案も紹介しています。「少しでも税金をお得に支払いたい」と考えている方は、ぜひご覧ください。
au PAYで支払うと0.5%ポイント還元
au PAYで支払うと0.5%のPontaポイントが付与されます。たかが0.5%でも年間100万円の税金を納付するとしたら5,000円。しかもau PAYでの納付は請求書のバーコードをお手持ちのスマホでスキャンするだけと作業も簡単です。
わざわざコンビニまで行くとなると確かに手間ですが、コード決済は自宅で簡単に処理できます。
コード決済でポイント還元はau PAYだけ
自治体で採用されるようになったコード決済には、次の決済手段があります。
- PayPay
- LINE Pay
- au PAY
- d払い
- J-Coin Pay
- ゆうちょPay
現在採用されているコード決済の中で、コード決済単独でポイント還元が残されているのはau PAYだけとなりました。
- PayPay
- ✔0.5%還元だったが、2022年4月から請求書支払いポイント還元の対象外
- LINE Pay
- ✔チャージ&ペイはクレジットカードの支払い設定で0.5%還元
✔クレジットカードのチャージによる還元なので除外
ポイント還元が現存するau PAYは貴重です。ただPayPayの例を見るに、au PAYでも対象外になる未来は十分想定されます。
コード決済は手数料がかからない

「たったの0.5%か。直接クレジットカードで支払えば、わざわざチャージする必要もないのでは?」
こう思われる方もいるかもしれません。確かに税金をクレジットカードで支払えば、クレカのポイントが還元されます。
クレジットカードでの納付は、Yahoo!公金支払いが使えました。2022年4月にYahoo!公金の税金支払いサービスが廃止。現在は各自治体モバイルレジなど、他のサービスで対応しています。
残念ながらクレジットカードで直接支払う場合は手数料を取られます。支払う額にもよりますが、0.8-1.1%に相当。つまりau PAYを経由した場合とクレジットカードで直接支払う場合を比べると1.3‐1.6%分の差があるのです。
その意味ではポイント還元がなくなったPayPayにも利用価値が残されていますね。
au PAYにクレカチャージでポイント2重取り
au PAYへのチャージ方法は以下の7つが用意されています。おすすめはクレジットカードからのチャージです。
- auかんたん決済
- auじぶん銀行
- その他銀行口座
- クレジットカードおすすめ
- Pontaポイント・auポイント
- au PAYギフトカード
- 現金(auショップ、ローソン、セブン銀行)
au PAYへクレジットカードからチャージすることで、クレジットカードのポイントとauPAYのポイントの2重取りが可能です。au PAY単体で0.5%だった還元率を、大きく増やすことができます。
au PAYの強みは、自社の発行するau PAYカードでなくてもチャージが可能という点です。
ただしどのクレジットカードでもチャージできるわけではありません。対象のクレジットカードは国際ブランドごとに制限があります。

VISA | JCB |
セゾンカード TS CUBICカード 楽天カード ビューカード au PAYカード UCカード MUFGカード DCカード NICOSカード エポスカード | セゾンカード TS CUBICカード 楽天カード ビューカード |
国際ブランドがMastercardもしくはアメリカン・エキスプレスであれば、どのカードでもOKです。VISAとJCBについてはカード発行業者の縛りがあります。
ちなみに日曜日にポイント還元1.5%でおなじみ「Tカードprime」ですが、2022年2月にau PAYへのチャージはポイント付与対象外へ。楽天カード⇒au PAYチャージも、2022年7月1日よりポイント付与対象外と改悪が続いています。
おすすめのクレジットカード
au PAYにチャージに利用できる、おすすめのクレジットカードを3つ紹介します。
クレジットカード | 年会費 | 還元率 |
三井住友カードゴールド(NL) | 5,500円 無料化可能 | 最大2.0% |
エポスゴールドカード | 5,000円 無料化可能 | 最大1.5% |
auPAYゴールドカード | 11,000円 | 2.0% |
三井住友カードゴールド(NL)

出典:三井住友カード
2022年4月30日までの限定ですが、三井住友カードゴールド(NL)のキャンペーンが利用できます。≫新規入会で8,000円もらえるキャンペーンが引き続き継続中です。
三井住友カードゴールド(NL)のキャンペーン
- 特典
- ①カード発行月+2ヵ月後までに利用で15%還元(最大5,000円)
②カード発行月+2ヵ月後までにApple Pay・ Google Pay利用で3,000円
③初年度年会費無料
④年100万円利用で年会費永年無料
しかもこのカードはSBI証券のクレカ積立で1%還元が受けられるカードです。
すでに持っている方も多いかもしれません。これから作成する方はMastercardを選択するとau PAYに直接チャージすることができます。
還元率2%の内訳は次の通り。
- 基本還元率【0.5%】
- マイペイすリボ設定【0.5%】
- 年間100万円利用【1.0%】
100万円ピッタリ使用した場合に還元率最大2.0%になります。au PAYでの支払いで得られるポイントを加味すれば最大2.5%の計算です。
私は以前からSFC修行で手に入れたANAスーパーフライヤーズカードがあったので、今までNLゴールドの発行を見送ってきました。悩んだのですが今回の特典は非常に魅力的であり発行することにしました。
クレジットカードを作成するときは、ポイントサイトの利用でさらにポイントがもらえます。
8,000円になっていたポイントインカムを経由しました!
一般ポイントサイトについてはこちらの記事もご参照ください。
≫iDeCo・NISAを始める方にもおすすめ|一般ポイントサイトの魅力を解説
ポイントサイトからの登録が面倒だという方は、私の紹介でよければ下記リンクもご検討ください。上記特典に加えて利用の額の15%、最大2,000円分のポイントが追加でもらえます。
\ここからの登録で+2,000pt/
エポスゴールドカード

エポスカードはVISAとMastercardの2種類の国際ブランドがあります。どちらもau PAYにチャージ可能です。
エポスカードは年会費5,000円ですが、通常のエポスカードを50万円近く利用しているとゴールドカードのインビテーションが届きます。インビテーション経由で発行すると年会費は永年無料です。
還元率1.5%の内訳は以下の通り。
- 基本還元率0.5%
- 年間100万円利用1%
エポスゴールドカードの魅力に「選べるポイントアップショップ」があります。上記の還元率1.5%に加え、対象ショップでの利用時に限って還元率がさらに1%アップします。
残念ながら「選べるポイントアップショップ」は、au PAYチャージの対象外です。
au PAYゴールドカード
au PAYカードは通常で1%、ゴールドカードで2%の還元率です。ゴールドカードでは年会費11,000円が発生します。
年会費11,000円の元を取るには、au経済圏の利用も必須です。とくにカード修行の必要もなく2%達成は魅力があります。
税金をau PAYで支払うための条件

○○Payに代表されるコード決済(スマホ決済)は、多くの企業から提供されています。メジャーなコード決済は、店舗だけでなく請求書支払いでも採用されるようになりました。
au PAYで納付書の支払いをするために、次の3点を満たす必要がありあす。
- 納付書が手元に届く(普通徴収)
- 納付書1枚あたりの納税額が30万円以下
- 自治体がau PAYでの支払いを採用している
該当しない場合の対策はこちらもご覧ください。
手元に納付書が届く税金の種類
私たちが納付書で納めている税金には、地方税と国税があります。今まで国税は現金かクレジットカードで支払うしかありませんでしたが、2022年12月よりコード決済の導入が決まりました。au PAYも対象です。
納付書が手元に届く税金には、不動産税や自動車税、住民税などがあります。とくに高額になるのは住民税です。
住民税には給料から天引きさる特別徴収と、自分で支払う普通徴収という2つの徴収方法があります。特別徴収から普通徴収への変更は難しいですが、退職した場合に普通徴収となるので、医局人事等で転勤を繰り返している方は該当します。
給与所得以外の住民税については、確定申告時に徴収方法の選択が可能です。普通徴収でも銀行口座からの自動引き落としを設定していると、やはり納付書は届きません。自治体の窓口で納付書に変更してもらいましょう。
納付書1枚あたりの納税額が30万円以下
住民税は四半期ごとの支払いです。1年間の住民税が4分割され、4枚の納付書として届きます。このとき1枚当たりの納税額が30万円以上になるとバーコードが印字されません。
1年間の住民税120万円を超える方が該当します。年収1,600-1,700万円の所得層です。
バーコードがない振り込み用紙は、コード決済はもちろんコンビニでの収納代行も対応していません。
金融機関もしくは役所の窓口での決済のみとなり、原則現金で支払うことになります。分割に応じてくれる自治体もありますが、収入の減少など「全うな理由」がないと応じてくれない自治体も多いようです。
東京港区のように「30万円以下に調整する」と言及している自治体もあるので、ご住まいの納税課に問い合わせてみるとよいでしょう。

自治体がau PAYを採用している
自治体が住民税の決済方法として、au PAYを導入していなければ利用できません。au PAYに対応している自治体は、下記の一覧から確認することができます。

以前は東京都と神奈川県の一部だけでしたが、2022年4月に多くの自治体で導入されました。
私の住む自治体でも4月1日から利用できるようになりました。
au PAYが自治体に採用されていない場合
au PAYが自治体に採用されていなければ上記の方法での納税はできません。それでも煩雑にはなりますが、次の方法で代用できます。
- PayPayで納税する
- nanacoで納税する
PayPayで納税する方法
PayPayの方が先んじて普及しており、au PAYはなくともPayPayであれば利用可能という自治体もあるでしょう。
PayPayが利用できれば、次のルートで納税できます。
au PAY
⇓
au PAYプリカ
⇓
Revolut
⇓
ソフトバンクまとめてお支払い
⇓
PayPay
詳細はPayPayで納税する方法で解説します。

「Revolutって何?」って方も多いでしょう。
Revolutとは?
revolutはイギリス発のデジタル銀行/海外送金サービス。と言われてもピンときませんが、外貨両替・送金・カード決済・支出管理がスマホアプリで一括管理できるという代物です。
ポイ活ではRevolutのカード決済サービスが注目されています。チャージしてVISAブランドのカードとして利用できるプリペイドカードといった感じです。特筆すべきは3Dセキュア対応という点。Revolutを経由することで3Dセキュアが必要なPayPayやd払いにもチャージすることが可能になります。
残念ながらPayPayの請求書払いはポイント付与対象外。またau PAY⇒Revolutもポイント付与対象外となったため、この支払での還元率はクレカの還元率分のみです。
2022年4月の時点でau PAYプリカ⇒Revolutのチャージに不安定な挙動が確認されています。au PAYプリカが3Dセキュア対応でないことが原因のようです。今後チャージ不可になる可能性は想定しておく必要があります。
au PAYプリカ⇒Revolutのルートは一度塞がれましたが、復活しています。
nanacoで納税する方法
コンビニで支払わなければなりませんが、nanacoは基本どの自治体でも利用できるというメリットがあります。この場合もau PAYで直接支払った場合と同じくクレカの還元率+0.5%です。
au PAY
⇓
au PAYプリカ
⇓
Apple Pay
⇓
nanaco
ただし2022年11月1日よりau PAYプリカからApple Payへのチャージがポイント付与対象外となり、0.5%分還元率が低下します。
nanaco1枚当たりのチャージ上限は5万円。1回の支払いで使えるnanacoは5枚です。
デメリットとしては納税額が大きい場合、レジでの対応がややこしくなります。混んでる時間帯は避けた方が無難でしょう。
まとめ
au PAYでのお得な納税方法をまとめました。
- au PAYでの納税する条件は
- 「普通徴収」
「1請求書あたり30万以下」
「自治体が採用」 - au PAYでお得に納税する方法は
- 高還元率クレジットカードでチャージ
おすすめは三井住友カードゴールド(NL) - 自治体がau PAYに対応していなければ
- PayPay、nanaco経由も選択肢
au PAY以外のコード決済については、以下の記事でも解説していますので、自治体がau PAYを導入していなければご参考ください。

年収が高くなると住民税もえげつない額です。決済方法を変えるだけで税金支払い分の数%がポイントとして戻ってきます。興味があればぜひ試してみてください。
以上皆さんのポイ活に役立てていただければ幸いです。