今年も納税通知書が届く季節になりました。ご存じの方も多いとは思いますが、請求書の支払いでもクレジットカードやコード決済(スマホ決済)でポイントが還元されます。
- au PAYでお得に請求書支払いしたい!
- eL-QRに対応してない請求書でも、お得に支払う方法はないかな?
- クレカ修行にau PAYでの税金支払いを活用したい!
こんな方に向けて、au PAYを活用したお得な納税方法を解説します。
日々節約とポイ活に勤しむ勤務医うーろんです。au PAYは三井住友カードゴールド(NL)の組み合わせで還元率最大1.5%が目指せます。
この記事のポイントは以下の通りです。
- au PAYは2023年4月から請求書支払い還元率0%に低下
- au PAYカード以外のクレカでは、チャージの上限が月5万円まで
- 三井住友カードゴールド(NL)を使えば還元率最大1.5%
- 請求書支払いもたぬきの抽選会の対象に
PayPayの改悪が話題ですが、実はau PAYも2023年から改悪が続いています。それでも三井住友カードゴールド(NL)でチャージすれば、還元率は1.5%を達成できるのは魅力です。
ただ月5万円以上利用したいという場合は、楽天ペイがいいでしょう。
還元率だけ考えると、キャッシュレス納税は現状楽天ペイが一番です。eL-QRに対応していない保育料の支払いなど、auPAYにも使い道は残されています。
「少しでも税金をお得に支払いたい」と考えている方は、ぜひご覧ください。
au PAYの請求書払いはポイント還元なしに改悪
au PAYで支払うと、基本還元率として0.5%のPontaポイントが付与されます。もともとは請求書払いも対象で、税金の納付でもポイントが付きました。
しかし2023年4月1日から、請求書払いはポイント還元の対象外に変更。これでPayPay含む他のコード決済と同様に、還元率は0%となりました。
他社スマホ決済の改悪
PayPay
0.5%還元→2022年4月から請求書支払いポイント還元の対象外
LINE Pay
三井住友カードでチャージ&ペイを行った場合のみ0.5%(クレカ側のポイントのみ)
それでもau PAYにはクレジットカードでチャージすればメリットが残されています。
しかもau PAYでの納付は、請求書のバーコードをお手持ちのスマホでスキャンするだけと作業も簡単です。
わざわざコンビニまで行くとなると確かに手間ですが、コード決済は自宅で簡単に処理できます。
コード決済は手数料無料
「還元率が0%なら、わざわざコード決済を選ばず、直接クレジットカードで支払えばいいのでは?」
こう思われる方もいるかもしれません。確かに税金をクレジットカードで支払えば、クレカのポイントが還元されます。
クレジットカードでの納付は、Yahoo!公金支払いが使えました。2022年4月にYahoo!公金の税金支払いサービスが廃止。現在は各自治体モバイルレジなど、他のサービスで対応しています。
残念ながら、クレジットカードで直接支払う場合は0.8-1.1%の手数料が必要です。わざわざコード決済を経由する意義は、この手数料を0にすることにあります。
いかに高い還元率でチャージできるかが、ポイントです。
au PAYにはクレカチャージがおすすめ
au PAYへのチャージ方法は以下の7つが用意されています。おすすめはクレジットカードからのチャージです。
- auかんたん決済
- auじぶん銀行
- その他銀行口座
- クレジットカード
- Pontaポイント・auポイント
- auPAYギフトカード
- 現金(auショップ、ローソン、セブン銀行)
au PAYへクレジットカードからチャージすることで、クレジットカードのポイントが還元されます。au PAY単体では0%だった還元率が大幅UP。
au PAYの強みは、自社の発行するau PAYカードでなくてもチャージが可能という点です。
ただし、どのクレジットカードでもチャージできるわけではありません。対象のクレジットカードは国際ブランドごとに制限があります。
VISA | JCB |
セゾンカード TS CUBICカード 楽天カード ビューカード au PAYカード UCカード MUFGカード DCカード NICOSカード エポスカード | セゾンカード TS CUBICカード 楽天カード ビューカード |
国際ブランドがMastercardもしくはアメリカン・エキスプレスであれば、どのカードでもOKです。VISAとJCBについてはカード発行業者の縛りがあります。
ちなみに日曜日にポイント還元1.5%でおなじみ「Tカードprime」ですが、2022年2月にau PAYへのチャージはポイント付与対象外へ。楽天カード⇒au PAYチャージも、2022年7月1日よりポイント付与対象外と、改悪が続いています。
au PAYカード以外には月5万円の上限
もともとau PAYカード以外のどのカードでも、月のチャージ額の上限は25万円でした。しかし、2023年4月1日よりこの上限も厳格化。
au PAYカード以外のクレカでチャージする場合は、月5万円の上限が新たに設定されました。月5万円となると、住民税など高額の納税を支払うには心もとない額です。
それ以上の金額を高還元率で支払いたい場合は、楽天ペイが選択肢となります。
おすすめのクレジットカード
au PAYにチャージに利用できる、おすすめのクレジットカードを3つ紹介します。
クレジットカード | 年会費 | 還元率 |
三井住友カードゴールド(NL) | 5,500円 無料化可能 | 最大1.5% |
エポスゴールドカード | 5,000円 無料化可能 | 最大1.5% |
auPAYゴールドカード | 11,000円 | 2.0% |
三井住友カードゴールド(NL)
出典:三井住友カード
2022年4月30日までの限定ですが、三井住友カードゴールド(NL)のキャンペーンが利用できます。≫新規入会で9,000円もらえるキャンペーンが引き続き継続中です。
三井住友カードゴールド(NL)のキャンペーン
三井住友カードゴールド(NL)のキャンペーン
- 新規発行で1,000円
- カード発行月+2ヵ月後までに利用で10%還元(最大8,000円)
- 初年度年会費無料
- 年100万円利用で年会費永年無料
しかもこのカードは、SBI証券のクレカ積立で1%還元が受けられるカードです。
すでに持っている方も多いかもしれません。これから作成する方はMastercardを選択するとau PAYに直接チャージすることができます。
還元率2%の内訳は次の通り。
- 基本還元率【0.5%】
- マイペイすリボ設定【0.5%】
- 年間100万円利用【1.0%】
100万円ピッタリ使用した場合に還元率最大2.0%になります。
私は以前からSFC修行で手に入れたANAスーパーフライヤーズカードがあったので、今までNLGの発行を見送ってきました。悩んだすえ、今回の特典は非常に魅力的であり発行することにしました。2023年3月に無事100万円を達成しています。
クレジットカードを作成するときは、ポイントサイトの利用でさらにポイントがもらえます。
8,000円になっていたポイントインカムを経由しました!
一般ポイントサイトについてはこちらの記事もご参照ください。
≫iDeCo・NISAを始める方にもおすすめ|一般ポイントサイトの魅力を解説
ポイントサイトからの登録が面倒だという方は、私の紹介でよければ、お問い合わせよりご連絡ください。上記特典に加えて2,000円分のポイントがもらえます。
エポスゴールドカード
エポスカードはVISAとMastercardの2種類の国際ブランドがあります。どちらもau PAYにチャージ可能です。
エポスカードは年会費5,000円ですが、通常のエポスカードを50万円近く利用しているとゴールドカードのインビテーションが届きます。インビテーション経由で発行すると年会費は永年無料です。
還元率1.5%の内訳は以下の通り。
- 基本還元率0.5%
- 年間100万円利用1%
エポスゴールドカードの魅力に「選べるポイントアップショップ」があります。上記の還元率1.5%に加え、対象ショップでの利用時に限って還元率がさらに1%アップします。
残念ながら「選べるポイントアップショップ」は、au PAYチャージの対象外です。
au PAYゴールドカード
au PAYカードは通常で1%、ゴールドカードで2%の還元率です。ゴールドカードでは年会費11,000円が発生します。
年会費11,000円の元を取るには、au経済圏の利用も必須です。とくにカード修行の必要もなく2%達成は魅力があります。
税金をau PAYで支払うための条件
○○Payに代表されるコード決済(スマホ決済)は、多くの企業から提供されています。メジャーなコード決済は、店舗だけでなく請求書支払いでも採用されるようになりました。
また2023年からeL-QRと呼ばれる統一規格が誕生。ほとんどの自治体で税金がコード決済で納付できるようになりました。
au PAYで納付書の支払いをするために、次の3点を満たす必要がありあす。
- 納付書が手元に届く(普通徴収)
- 納付書1枚あたりの納税額が30万円以下
- 自治体がau PAYでの支払いを採用している
該当しない場合の対策はこちらもご覧ください。
手元に納付書が届く税金の種類
私たちが納付書で納めている税金には、地方税と国税があります。今まで国税は現金かクレジットカードで支払うしかありませんでしたが、2022年12月よりコード決済の導入が決まりました。au PAYも対象です。
納付書が手元に届く税金には、不動産税や自動車税、住民税などがあります。とくに高額になるのは住民税です。
住民税には給料から天引きされる特別徴収と、自分で支払う普通徴収という2つの徴収方法があります。特別徴収から普通徴収への変更は難しいですが、退職した場合に普通徴収となるので、医局人事等で転勤を繰り返している方は該当します。
給与所得以外の住民税については、確定申告時に徴収方法の選択が可能です。普通徴収でも銀行口座からの自動引き落としを設定していると、やはり納付書は届きません。自治体の窓口で納付書に変更してもらいましょう。
納付書1枚あたりの納税額が30万円以下
住民税は四半期ごとの支払いです。1年間の住民税が4分割され、4枚の納付書として届きます。このとき1枚当たりの納税額が30万円以上になるとバーコードが印字されません。
1年間の住民税120万円を超える方が該当します。年収1,600-1,700万円の所得層です。
バーコードがない振り込み用紙は、コード決済はもちろんコンビニでの収納代行も対応していません。
金融機関もしくは役所の窓口での決済のみとなり、原則現金で支払うことになります。分割に応じてくれる自治体もありますが、収入の減少など「全うな理由」がないと応じてくれない自治体も多いようです。
東京港区のように「30万円以下に調整する」と言及している自治体もあるので、ご住まいの納税課に問い合わせてみるとよいでしょう。
自治体がau PAYを採用している
以前は自治体がau PAYを導入していなければ利用できませんでした。地方税統一コードeL-QRが2023年4月1日より使えるので、ほとんど自治体で、住民税・自動車税など地方税を支払うことができるようになりました。
一方で公共料金や保育料、国民健康保険料などの請求書はeL-QRでは支払えません。au PAYを採用している自治体でのみ使えます。
au PAYに対応している自治体は、下記の一覧から確認することができます。
以前は東京都と神奈川県の一部だけでしたが、2022年4月に多くの自治体で導入されました。
私の住む自治体でも2022年4月1日から利用できるようになりました。
他社のキャッシュレス納税と比較
全体的には改悪傾向のau PAYの請求書払いですが、他社と比べるとどうでしょう。以下2社のキャッシュレス納税と比較してみます。
楽天ペイは高還元率もPOSA購入が面倒
当ブログでもおすすめしているキャッシュレス納税が、楽天ペイの請求書払いです。楽天キャッシュは「楽天ギフトカード」を高還元率で入手できるかどうかが、鍵となります。
還元率は三井住友カードゴールド(NL)を利用して3.0%です。
楽天ペイのデメリットは、楽天ギフトカードを実店舗で購入するのが少々面倒なこと。この点はネット上ですべて完結できる、au PAYに軍配が上がります。
ただau PAYはチャージ額の上限があるので、月5万円では足りないという方は、楽天ペイ一択になるでしょう。
PayPayは実質高還元率のキャッシュレス納税が不可に
もともと請求書払いでも還元率のあったPayPayですが、2022年4月から還元率0%に。また他社のクレジットカードからPayPayにチャージすることができません。
それでもソフトバンク/Ymobile/LINEMOを利用していれば、ソフトバンクまとめて支払いがPayPayチャージに使えました。
ソフトバンクまとめて支払いはあとで携帯利用料と一緒に請求されるので、その請求に高還元率の決済手段を使えば、間接的に高還元率のキャッシュレス納税が可能でした。
そのルートも2023年4月以降封鎖される結果に。PayPayは実質的に高還元率のキャッシュレス納税の選択肢からは外れます。
まとめ
au PAYでのお得な納税方法をまとめました。
- au PAYでの納税する条件は、普通徴収で1請求書あたり30万円以下
- au PAYでお得に納税する方法はNLGカードでチャージ
- 月5万円では心もとなければ、楽天ペイが代替案
au PAY以外のコード決済については、以下の記事でも解説していますので、自治体がau PAYを導入していなければご参考ください。
年収が高くなると住民税もえげつない額です。決済方法を変えるだけで、税金支払い分の数%がポイントとして戻ってきます。興味があればぜひ試してみてください。
以上皆さんのポイ活に役立てていただければ幸いです。