皆さんは医療情報サイト、Medical Tribune(メディカルトリビューン)を利用されていますか。Medical Tribuneは他のサイトと比べると、登録されている先生は少ないかもしれません。
Medical Tribuneは、医療コンテンツの閲覧やアンケート回答でポイントがもらえるサイトです。
- Medical Tribuneはどんなサイト?
- 入会特典を受けるにはどうすればいいの?
- ポイントは実際にどのくらい稼げる?
この記事では上記の疑問に答えるべく、Medical Tribuneにお得に会員登録する方法と、ポイントの貯め方を詳しく解説します。
医師のポイ活で月3万円を貯めているうーろんです。2023年9月~2024年8月のMedical Tribuneの成績は、年間24,440円相当でした。
Medical Tribuneは稼げるコンテンツが少なく、継続的に貯められるポイントは月1,000円程度。ただ作業量もわずかなので、複数のポイントサイトで効率よくポイ活しようと思うなら、登録しておいて損はありません。
記事の要点は次の通りです。
- 新規登録キャンペーンで1,000円獲得
- 主なポイント獲得源はWeb講演会視聴
- IQVIAにも登録しておくとさらに稼げる
まだ会員でないという方は、私の紹介という形になりますが、こちらのリンクからの登録で1,000円分のポイントがもらえます。
ここからの登録で1,000円
Medical Tribuneの準備
Medical Tribuneでポイ活を始めるために、必要な知識・準備を解説します。
すでに登録がお済で、「ポイントの稼ぎ方が知りたい」という方は、Medical Tribuneポイントの貯め方までどうぞ。
Medical Tribuneは医学新聞とウェブサイトで医療情報を発信
出典:medical-tribune.co.jp
株式会社メディカルトリビューンは1967年に創業。医学新聞と会員登録制のWebサイト「Medical Tribune ウェブ」を通じて、医療ニュースを発信しています。
医学新聞の方が有名かもしれませんね。私の以前勤務したことのある病院でも、Medical Tribuneを購読していました。
製薬企業向けのマーケティング支援も事業の一つです。調査に協力する医師には、ポイントが対価として支払われます。
2021年6月の登録医師数は26万人以上。全国の医師数が34万人とすると、8割以上の医師が登録していることになります。2019年の会員数は12万でしたので、その数は急速に伸びています。
Medical Tribuneでポイ活するメリット
Medical Tribuneはコンテンツの絶対量が少なく、稼げるポイントは月1,000円前後と少々物足りません。ただ作業時間はごくわずか。普段の仕事が忙しくても、ちょっとしたスキマ時間に取り組めます。
会員登録はもちろん無料。むしろ会員登録だけで1,000円相当のポイントがもらえます。
Medical Tribuneは出版社が運営するサイトだけあって、医療ニュースが豊富です。おまけになりますが、ポイント獲得のついでにニュースにも目を通せば知見が広がります。
Medical Tribuneの登録方法
Medical Tribuneの会員登録方法を解説します。まずは、トップページから会員登録フォームにアクセス。
出典:medical-tribune.co.jp
フォームに沿って以下の情報を入力。キャンペーンコードの欄に知人医師のコードを入力すれば、1,000円分の入会特典がもらえます。
Medical Tribune会員登録フォーム
- 名前
- 性別
- 生年月日
- メールアドレス
- パスワード
- ニックネーム
- 医師登録年度
- 勤務形態
- 役職(任意)
- 主たる診療領域
- 勤務先
- 所属(診療科)
- 調査パネル共同利用の同意 ※1
- キャンペーンコード ※2
※1.調査パネル共同利用に同意すると、IQVIAにも登録されることになります。
※2.キャンペーンコードに紹介者のコードを入力すると、紹介者・登録者ともに1,000p獲得できます。
項目を埋めると登録設定用URLが送られます。URLからMedical Tribuneに初回ログインすれば、登録は完了です。
出典:medical-tribune.co.jp
Medical Tribuneに限りませんが、医療サイト専用のメールアドレスを作っておくと重宝します。大事なメールが埋もれないよう普段使いのアカウントと分けましょう。
紹介キャンペーンで1,000円獲得
Medical Tribuneでは紹介キャンペーンを実施中。紹介する医師に1,000円、登録する医師に1,000円分のポイントが付与されます。キャンペーン特典のポイントは、1ヵ月程度で付与されます。
登録している知人の医師に、キャンペーンコードを教えてもらうと良いでしょう。自分のキャンペーンコードは、トップページを一番下までスクロールすると出てきます。
もし近くに依頼できる医師がいない場合は、下記のキャンペーンコードをお使いください。
ZV9IMqAAN
または下記のリンクからの登録でも、私の紹介という形で1,000pt獲得できますのでご検討ください。
ここからの登録で1,000円
初期研修医は医籍登録後がおすすめ
Medical Tribuneは、初期研修医でも登録できます。ただし紹介キャンペーンの適用に、医師資格(医籍)の確認が必要です。
2022年5月頃に運営に確認してみました。
Medical Tribuneへの質問
Q.研修医になってすぐ(4-5月)でも紹介キャンペーンの適応になるか?
A.医師免許証が届く前でも登録自体は可能ですが、特典付与や一部コンテンツの解放まで数ヵ月を要する可能性があります。
Medical tribuneの回答より一部を抜粋
※2023年3月29日追記
早ければ3月下旬には、厚生省の医籍確認画面で登録を確認することができます。
3月中に申し込むこともできますが、キャンペーンの対象となるには、4月以降に申し込む方が無難でしょう。
ブログの読者様より教えて頂きました⬇️
— うーろん🍵医師のポイ活道 (@Drooolong) February 16, 2022
Medical Tribuneに登録した方で、医師資格の確認がまだの方は登録で500ptもらえます。
尚、資格確認前でも登録キャンペーンの1,000ptは付与されアンケート回答によるポイントも獲得できているとのことでした。 pic.twitter.com/RupMUGXit8
以前は「医師資格の確認を行うと追加で500ptもらえるキャンペーン」もありました。公式の言及はないものの、医師資格未確認の状態でポイントが稼げる可能性もあります。
Medical Tribuneのポイントは1種類
Medical Tribuneのポイント表記はpointの1種類。1point=1円相当とシンプルです。
Medical Tribuneで実際にポイントを稼ごう
会員登録ができたら、Medical Tribuneでポイントを稼いでみましょう。ただコンテンツが少ないため、たくさんは稼げません。月によってばらつきがありますが、Medical Tribuneで貯まるポイントは、月1,000-2,000円と控えめです。
Medical Tribuneのコンテンツ
コンテンツ | もらえるポイント |
Web講演会 | 1件100円 |
Web講演会 (Dr.’s Prime) | 1件30円 |
eディテール | 1件100円 |
アンケート | 1件1,000‐5,000円 |
MTQ | 1件10-50円 |
コメント共感ポイント | 1件5円 |
記事の「参考になった」ボタン ※終了しました | 1日最大10円 |
コスパがいいのはWeb講演会です。
Web講演会の視聴
Medical Tribuneでは、Web講演会視聴+視聴後のアンケート回答で100円獲得できます。2023年10月頃から、200円分だったアンケートの報酬が100円に値下がりしました。
参考までに、各サイトのWeb講演会視聴でもらえるポイントの一覧を挙げておきます。
サイト | 獲得ポイント | アンケート |
m3.com | 22円+α | 講演会による |
CareNet | 200円 | あり |
MedPeer | 150円 | あり |
日経メディカルOnline | 89.6円 | なし |
Medical Tribune | 100円 | あり |
最高額はケアネットの200円。改悪後のMedical Tribuneは、他サイトと同水準に落ち着きました。Dr.’s Primeと提携しているWeb講演会は、例外的に30円です。
Medical TribuneのWeb講演会は、次の2ステップでポイントがもらえます。
- 視聴
- 視聴後アンケート
事前に講演会の予約が可能ですが、予約がなくても講演会に参加することはできます。視聴しても、アンケートに回答しないと獲得ポイントは0です。ご注意ください。
Web講演会の視聴
Web講演会の当日に案内メールを受信。メール内のURLまたはマイページのリンクから、視聴ページへ移動できます。
以前はマイページで確認していたのですが、マイページよりもセミナーのページの方が分かりやすいことに気づきました。
出典:medical-tribune.co.jp
マイページは、講演会情報の掲載日と講演会の開催日、両方が記載されていて分かりづらいです。画面上部のタブからセミナーを選ぶと、一目で当日のWeb講演会を確認できます。
他サイトだと、ポイント獲得のために終了間際に視聴している必要があります。Medical Tribuneでは、視聴するタイミングの縛りは緩く、講演中ならいつでもOKです。事前予約も必要ありません。
視聴後アンケート
Web講演会後、アンケートに回答することで初めてポイントがもらえます。視聴後アンケートは、数秒で回答できるごく簡単な選択形式です。
Medical Tribuneの視聴後アンケートは、講演会の終了直後には実施されません。マイページの中段に、後日未回答のアンケートとして表示されます。
視聴後アンケートの届くタイミングはバラバラ。翌日のこともあれば、忘れた頃に届くことも…。回答期限は表示されてから2週間くらい用意されているので、週1回程度マイページを確認していれば大丈夫です。
Web講演会の2週間後に、アンケートが届いたこともありました。
Dr.’s Prime Academiaは開催数が多い
出典:drsprime.com
2022年7月に、オンライン勉強会を視聴できるサービス、Dr.’s Prime Academiaがスタート。Dr.’s Prime AcademiaのWeb講演会を、Medical Tribune経由で視聴すれば、ポイントがもらえるようになりました。
Dr.’s Prime Academiaは、医療スタートアップ企業ドクターズプライムがリリースした、医師・医学生専用サービス。毎月100件以上の講演会が無料でみれます。
もらえるポイントは30ptですが、ごくたまに50ptや100ptになることもあります。通常のWeb講演会より単価が低いですが、その分開催数は多いです。
通常のWeb講演会と同様、視聴後のアンケートに回答することでポイントが付与されます。
ちなみにドクターズプライム社では、Dr.’s Prime Academiaの他に、Dr.’s Prime Workという医師バイト紹介サービスを提供しています。
Dr.’s Prime Workでは、会員登録で2,000円、初勤務で1万円分の紹介キャンペーンを実施中です。
AcademiaとWorkのアカウントは共通ですので、Academiaに登録する際は、上記キャンペーンの利用がおすすめです。
eディテールで稀にポイント発生
Medical Tribuneにも、eディテールという名称のコンテンツがあります。通常は閲覧してもポイントはもらえません。
ただし、ごくたまにポイント付きのコンテンツが紛れていることがあります。
出典:medical-tribune.co.jp
ポイント付きのeディテールは、【アンケート有】と表示されているのですぐにわかります。eディテール内の「アンケートはこちら」から回答すると、100ptがもらえます。
アンケート回答で一撃数千円
Medical Tribuneでも1件数千円のアンケートが募集されます。製薬会社のアンケートもWeb講演会後のアンケートと同様、マイページから確認が可能です。
ただアンケートの募集頻度も控えめです。
MTQは素早く回答可能なアンケート
1件5-20円のミニアンケートです。2022年2月から始まりました。週に1-2件の頻度で提供されます。
回答は数秒で終わるので、スキマ時間にちょうどいいボリュームです。回答制限があり早期に締め切ると公式に書かれていますが、1週間くらいは猶予がありそうです。
2022年10月頃に一度届かないことがありましたが、2023年1月頃から復活しています。
コメント共感ポイントは獲得が難しい
Medical Tribuneの記事には、コメントを残せます。このコメントに他の医師からの「共感する」が付くと5pt獲得。1ヵ月間の上限は500ptです。
2023年2月時点では、1件10ptに増量されています。ただ現実的に他の医師からのポイントを獲得するのは難しいです。
「共感する」を押した医師にも、インセンティブがあればいいのですが。
コメントは匿名でも可能です。実名で投稿すると勤務先も表示されるため注意しましょう。
【終了】記事の「参考になった」を押すと2pt
出典:medical-tribune.co.jp
記事に表示されている「参考になった」のボタンを押すと、2ptもらえます。ワンクリックで作業が終了する、お手軽コンテンツです。
- 1日最大5記事(10pt)
- 獲得ポイントは翌月に付与
2022年10月31日をもって終了したと、公式からの発表がありました。
アプリはないがスマホでポイ活可能
Medical Tribuneではポイ活に有用なアプリはありません。ただしポイントの稼げるコンテンツはWeb講演会と簡単なアンケート回答なので、スマホでも十分ポイ活可能です。
スマホでポイ活するなら、マイページのショートカットを作っておくと便利です。
ショートカットの作り方など、スマホでのポイ活についてこちらの記事でまとめて紹介しています。
IQVIAにも登録して稼ごう
Medical Tribune会員登録フォームの「調査パネル共同利用の同意」という項目。ここの「承諾する」にチェックをいれると、IQVIAソリューションズ・ジャパン株式会社にも登録されます。
IQVIAは臨床試験支援や医療マーケティング支援を担うグローバル企業。IQVIAソリューションズ・ジャパン株式会社はその日本法人です。
m3.comや日経メディカルなど他の医療サイトのアンケートにも、IQVIAからの依頼がものが少なくありません。
Medical Tribune経由でIQVIAに登録しておくと、郵送でアンケート調査が送られてくるようになります。
私も登録していますが、「日本ディーテイリング統計」というアンケートが1年に2-3回職場の住所宛てに届きます。私の職場が頻繁に変わるということも原因かと思いますが、送付されない年もありました。
詳細は掲載できませんが、このアンケートでは手書きの用紙に最近情報を入手した薬剤を記入するというものでした。記入数に応じて最大3,500円分の図書券またはAmazonギフト券コードがもらえます。
日本ディーテイリング統計以外にも種類があるようです。Medical Tribuneだけでは物足りないという方は、IQVIAにも登録しましょう。
会員登録時に「調査パネル共同利用の同意」を「承諾しない」にチェックした方も安心してください。登録後も「登録情報の確認・変更」から変更できます。
2022年に稼いだポイントは25,499円
Medical Tribuneで実際に稼いだポイントを報告します。
Medical Tribuneのコンテンツ | 2022年12月 | 2022年11月 | 2022年10月 | 2022年9月 | 2022年8月 | 2022年7月 | 2022年6月 | 2022年5月 | 2022年4月 | 2022年3月 | 2022年2月 | 2022年1月 |
Web講演会 | 2,000 | 1,000 | 1,400 | 1,600 | 1,600 | 1,000円 | 1,450円 | 1,400円 | 200円 | 840円 | 1,000円 | 200円 |
MTQ・その他 | 100 | 32 | ‐ | 10 | 18 | 14 | 20 | 10円 | 40円 | 40円 | 65円 | – |
アンケート | – | 100 | – | – | – | – | – | 200円 | 200円 | – | – | – |
IQVIA | 4,000 | 3,500 | – | – | – | – | – | 3,500円 | – | – | – | – |
合計(円) | 6,100円 | 4,632円 | 1,400円 | 1,610円 | 1,618円 | 1,014円 | 1,470円 | 5,110円 | 440円 | 840円 | 1,065円 | 200円 |
2022年の1年間では、25,499円分のポイントを獲得しました。この中にはIQVIAで稼いだ分も含まれています。
IQVIAでは11,000円分のAmazonギフト券を獲得したので、実際に稼いだMedical Tribuneポイントは14,499ptでした。
最新の獲得状況は下記記事もご覧ください。
ポイントを稼いだら
Medical Tribuneポイントが貯まってきたら、ポイントを交換しましょう。
出典:medical-tribune.co.jp
マイページでは保有ポイントが表示され、ここからポイント交換ページに移動します。画面上部に表示される保有ポイントを押してもOKです。
ポイント交換時に生年月日による認証が必要になりました。
6つのポイント交換先
出典:medical-tribune.co.jp
Medical Tribuneのポイント交換先は全部で6つ。100pointから交換可能です。
- Amazonギフト券
- EdyギフトID
- nanacoギフト
- Pontaギフト券
- Uberギフトカード
- 図書カードNEXT
普段使っている電子マネーがなければ、Pontaポイントをおすすめします。
おすすめの交換先はPonta
6つの交換先の中ではPontaポイントがおすすめ。PontaはauPAYにチャージできるため、現金と同じように使えます。
Pontaポイントの使い道
- 実店舗で使う(auPAY含む)
- ECサイトで利用する
- 投資に利用する
- 他のポイントに交換する
- 現金化する
Pontaポイントはローソンでお得に使える「ポン活」も有名ですね。病院内にローソンがある先生も多いのではないでしょうか。
一番お得なPonta利用法はauPAYふるさと納税での利用です。お得なポイント交換所でauPAYマーケット限定Pontaに交換すると、Pontaの価値が1.1倍になります。
利用可能額が引き下げられつつあり、今後はなくなってしまうかもしれません。利用できるときに利用しておきましょう。
Amazonギフト券も選択肢
2021年12月に、ケアネット・メドピアでそれぞれ交換先が追加となりました。
他の医療情報サイトでの交換状況によっては、「逆にAmazonギフト券が貴重」になる可能性もあります。
Amazonギフト券の活用方法はこちらの記事で検討しました。AmazonPayで国税やふるさと納税の支払いが可能となり、利便性がさらに増しています。
ポイントの期限は最終獲得から1年
Medical Tribuneのポイントの有効期間は最終取得日の翌年同月末です。ポイントを獲得し続けていれば、ポイントが失効することはありません。
まとめ
Medical Tribuneのポイントの貯め方について解説しました。
- 紹介キャンペーンを利用して登録すると1,000円獲得
- 稼げるコンテンツは少ないがコスパ良好
- IQVIAにも登録してアンケートに回答しよう
医療情報サイト「Medical Tribune」は、簡単な作業で月1,000円分のポイントがもらえます。コスパがいいと言ってもちょっと寂しい額ですね。
11のポイントサイトを駆使すれば月3万円を達成することも可能です。コスパはそのままに、より多くのポイントを稼げます。
以上、皆さんのポイ活に役立てて頂ければ幸いです。