皆さんは医療情報サイト「日経メディカルOnline」をご存知ですか。他の医療系サイトと比べると、登録されている先生は少ないかもしれません。
- 日経メディカルOnlineはどんなサイト?
- 日経メディカルOnlineはどれくらいポイントが貯まるの?
- ポイ活に興味があるけど面倒なことは無理!
こんな方に向けて「日経メディカルOnlineポイントの貯め方」について徹底解説します。
日経メディカルOnlineは、医療情報を見ることによってポイントがもらえるサイトです。作業はごく簡単。コスパがよく医師のポイ活には欠かせません。
サイトの特徴から会員登録方法から詳細に解説しています。日経メディカルOnlineの概要は以下の通りです。
- eディテールはいつでも視聴可能
- Web講演会が頻繁に開催(業界最多)
- 余裕があればアンケートにも回答
この記事の内容を実践して頂ければ、日経メディカルOnlineで効率よくポイントが貯められます。
日経メディカルで稼ぐ準備
日経メディカルOnlineでポイ活を始めるために、必要な予備知識・準備を解説します。
すでに会員登録が済んでいて「ポイントの稼ぎ方を知りたい」という方は、お手数ですが日経メディカルOnlineポイントの貯め方まで移動してください。
株式会社日経BPの運営する医療情報サイト
出典:medical.nikkeibp.co.jp
日経メディカルOnlineは株式会社日経BPが提供する医療従事者専用サイトです。日常診療に活用できる医療情報の発信や、医療従事者のキャリア支援にも注力しています。
株式会社日経BPは日本経済新聞社を親会社にもつ出版社。日経ビジネスを始め多くの情報雑誌を手掛けています。
2023年10月現在、日経メディカルOnlineの医師会員は21万人以上。
現在の日本の医師数を34万人とすると、半数以上の医師が登録していることにになります。
日経メディカルOnlineのメリット
日経メディカルOnlineに登録するメリットを3つ紹介します。
- 簡単にポイントが稼げる
- 月5,000のお小遣い
- 医療情報の収集
日経メディカルOnlineは、コンテンツの視聴・アンケート回答でポイントを稼ぐタイプのサイトです。m3.com、メドピア、ケアネット、Medical tribuneもこのタイプに該当します。
他のサイトと比較しても、日経メディカルOnlineは最もポイントを稼ぎやすいと言えます。作業は動画を視聴してクリックするだけです。
多忙な医師でも、ちょっとしたスキマ時間に取り組めます。
日経メディカルOnlineの会員登録はもちろん無料。毎月のお小遣いが月5,000円増えます。「月5,000円なんて当直バイトを1回入れた方がマシ」という声も聞こえてきそうですが、バイト中の空き時間でもできるくらい簡単です。
あとはおまけですが、普段使用している薬剤の情報も得ながらポイ活ができます。出版社が運営するサイトだけあって、医療者が執筆した連載やコラムも豊富です。
会員登録の方法
新規に会員登録する方法を解説します。日経メディカルOnlineの会員登録ページから登録可能です。
出典:medical.nikkeibp.co.jp
画面右上の会員登録フォームにメールアドレスと職業を入力して申し込むと、確認メールが届きます。メール内のURLから会員登録フォームに移動します。
日経メディカルの会員登録フォーム
- 勤務医/開業医の選択
- ユーザーID(登録したメールアドレスが自動で入ります)
- パスワード
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 勤務先(住所、電話番号、病床数)
- 診療科目(3つ選べます)
- 専門医、所属学会(任意)
- 卒業大学、卒業年
- 日経メディカルOncologyメールを購読(はい/いいえ)
- 日経BPグループ各社からの各種案内の送付(はい/いいえ)
- 日経BPグループ各社以外からの製品やサービス情報の送付(はい/いいえ)
診療科目によって、届くアンケートや動画コンテンツの内容が若干異なるようです。自身の専門とする診療科を選びましょう。
メインでポイントを稼いでいく「eディテール」や「Web講演会」は、選択した診療科以外のテーマのものも届きます。
私は専門を泌尿器科としていますが、内科疾患のコンテンツもたくさん届きます。
登録が終わるとアカウントが作られ、「仮登録」の状態でログインできます。ほとんどのコンテンツが利用できず、ポイントもほぼ稼げません。唯一ミニアンケートの回答はできます。
日経BPにより医師資格の確認が済むと「本登録」となり、ポイントが稼げるようになります。確認にかかる期間は、およそ1-2週間です。
日経メディカルに限りませんが、登録すると大量のメールが届くようになります。医療情報サイト専用のメールアドレスを一つ用意しておくと便利です。
紹介キャンペーンはない
日経メディカルOnlineでは、残念ながら紹介キャンペーンや新規登録による特典がありません。
2024年4月1日〜5月31日の期間に一度だけ、日経メディカル新規入会キャンペーンが開催されました。
次にいつ開催されるかどうかは読めません。自分の始めたいタイミングで登録しましょう。
登録だけでポイントがもらえる医療情報サイトは、下記記事もご参考ください。
研修医も登録可能
初期研修医も登録できます。その他薬剤師、看護師、コメディカル、学生も対象。ただしポイントを稼ぐには「本登録」が完了した医師会員が条件です。
日経メディカルOnlineは、とくに医師免許証のコピーを送らずとも医師資格の確認が済むので、おそらく厚生省の医師等資格確認検索ページを利用していると考えられます。
初期研修1年目になったばかりの方は、上記検索ページで自身の情報が出てくれば「本登録」されるでしょう。
早ければ、研修医になる前の3月下旬には登録が完了します。
医師資格の確認が済むと、Web講演会などポイントが大きく稼げる案件が届くようになります。
ポイントはExpとptの2種類
日経メディカルOnlineのポイントはExp(Experience)とpt(point)の2つです。動画視聴で得られるポイントはExp、アンケートで得られるポイントはptで付与されます。
- 1Exp=0.28pt=0.28円に相当
- Expは自動的にptへと交換
- 500ptから交換可能
非常に残念ですが、日経メディカルOnlineのポイント付与率は改悪が続いています。
2022年5月12日、500Exp=200ptに低下(20%減)
2023年4月18日、500Exp=140ptに低下(30%減)
以前は500Expで250ptに交換でしたが、現在140ptと半分近くに減ってしまいました。
アンケートはptで付与されるため、影響はありません。それでも動画視聴で得られるポイントの半減は、手痛い変更です。
実際にポイントを稼ごう
会員登録が済んだら、日経メディカルOnlineで実際にポイントを稼いでみましょう。コンテンツと、もらえるポイントをまとめました。
コンテンツ | もらえるポイント |
eディテール | 1件89.6円 |
Web講演会 | 1件89.6円 |
ミニアンケート | 1件10円 |
通常アンケート | 1件1,000‐5,000円 |
1日1問医師国家試験 | 1問1円 |
1日1問薬剤師国家試験 | 1問1円 |
日経メディカルLounge | 1件20円 |
日経メディカルOnlineで効率よくポイントを稼げるコンテンツは次の3つです。
- Web講演会の視聴
- eディテールの視聴
- アンケート回答
とくにWeb講演会とeディテールは、ワンクリックでポイントが獲得できる、おすすめのコンテンツです。
動画視聴のコンテンツだけでも、月5,000円前後のポイントになります。
他には設問に回答したり、MRと連絡したりすることでポイントが貯まるコンテンツもあります。効率が落ちるので、私もあまり取り組んではいません。
Web講演会の視聴
トップページ画面上部の「Web講演会」をクリック。視聴可能なWeb講演会の一覧が表示されます。また登録しているメールにも案内が届くので、メール内のURLからアクセスしてもOKです。
該当のWeb講演会のページを開くと、視聴申し込みの画面に移動します。事前に予約をすることになっていますが、講演会の途中でも申し込めます。予約を忘れて、既に講演会が始まっていても安心です。
出典:medical.nikkeibp.co.jp
開始時刻になったら、「視聴画面へ」から講演会の視聴ページへ移動します。
動画の横の「視聴完了(Expを取得します)」という黒いボタン。このボタンは開始直後に押すことができません。講演会終了時刻の10分前になると、赤くなってクリックできるようになります。
クリックすると「Exp取得完了しました」に変わり、320Exp(89.6円)獲得できます。
終了時刻の10分前にアラームを設定すれば、うっかり忘れてしまったときも安心です。
講演会の中にはポイントのつかないものもあります。
ポイントがつくかどうかは、320Expの表記の有無で分かります。
eディテールの視聴
「eディテール」は5分程度の短い動画コンテンツです。
出典:medical.nikkeibp.co.jp
トップページ画面上部の「オンデマンド」をクリック。視聴可能なeディテールの一覧が表示されます。
eディテールを最後まで視聴すると、「視聴を完了しました」の赤いボタンが出現。Web講演会と同様、赤いボタンを押して「Expを進呈しました」に変われば320Exp(89.6円)獲得です。
2023年に仕様変更があり、動画を一定時間(ほぼ全編)再生することで、視聴完了とみなされるようになりました。それまでは、シークバーを右端に移動するだけでOKでした。
視聴完了を押すと、自動的にアンケートページに切り替わります。視聴後アンケートは簡単な選択形式です。アンケート回答は、ポイントの獲得に必須ではありません。
eディテールは掲載期間中いつでも視聴できるので、時間に左右されずに参加できます。掲載期間は長く週1回確認すれば十分でしょう。
空き時間にいつでもできるので、一番おすすめのコンテンツです。
eディテールにもポイントのつかないものがあります。Web講演会と同じく、320Expの表記が目印です。たまに50Expのコンテンツも登場します。
アンケートへ回答
日経メディカルOnlineでもアンケートの募集があります。
出典:medical.nikkeibp.co.jp
トップページ画面上部の「調査」をクリックすると、回答可能なアンケートの一覧が表示されます。
出典:medical.nikkeibp.co.jp
アンケートは不定期に届き、2つのタイプがあります。
- 1件10ptのミニ調査
- 数秒で簡単に回答できます。
- 1,000-5,000pt程度の高単価アンケート
- ある程度時間を費やします。時間に余裕があれば挑戦しましょう。
頻度はやや少なく、早期に募集終了となることが多いです。募集がかかったらすぐに取り組むことをおすすめします。
1日1問医師国家試験
画面右上のサービス一覧からアクセス。過去の医師国家試験から1日1問ピックアップされた問題を解答します。
解答すると1pt獲得です。間違えてもポイントはもらえます。過去の成績は正答率として表示されます。
1日1問薬剤師国家試験
薬剤師向けのコンテンツですが医師も参加できます。1日1問医師国家試験と同様、正誤にかかわらず1ptもらえます。
LoungeはMRとのコミュニケーションツール
出典:medical.nikkeibp.co.jp
Loungeは日経メディカルOnlineを介して、登録する製薬会社や医療機器メーカーのMRに直接問い合わせができる機能です。
MRに対しメッセージを送ると、1日1社につき50Exp(14円)もらえます。
アプリはなし、スマホでもポイ活可能
日経メディカルOnlineに、ポイ活に有用なアプリはありません。
日経メディカルOnlineで稼ぐメインコンテンツは動画視聴になるので、スマホでも十分ポイ活可能です。スマホの通信環境が悪いと、視聴画面が上手く開けない可能性はあります。
スマホでポイ活するなら、日経メディカルOnlineのマイページのショートカットが便利です。
ショートカットの作り方などスマホでのポイ活について、以下の記事でまとめて紹介しています。
2022年に稼いだポイントは74,700円
私が2022年の1年間で貯めたポイントは74,700円分になります。
日経メディカルのコンテンツ | 2022年12月 | 2022年11月 | 2022年10月 | 2022年9月 | 2022年8月 | 2022年7月 | 2022年6月 | 2022年5月 | 2022年4月 | 2022年3月 | 2022年2月 | 2022年1月 |
eディテール | 1,664 | 1,024 | 1,044 | 640 | 1,152 | 896 | 896円 | 1,024円 | 800円 | 1,800円 | 800円 | 2,560円 |
Web講演会 | 2,688 | 2,432 | 2,688 | 2,688 | 1,664 | 2944 | 3,072円 | 2,816円 | 3,520円 | 3,360円 | 3,360円 | 3,360円 |
ミニアンケート | 30 | – | 20 | 20 | 10 | 38 | – | 30円 | 70円 | 30円 | 20円 | 40円 |
アンケート | 50 | 1,550 | 400 | – | 800 | 4050 | 5,500円 | 2,250円 | 1,500円 | 5,550円 | 2,250円 | 1,600円 |
合計(円) | 4,432円 | 5,006円 | 4,152円 | 3,348円 | 3,626円 | 7,928円 | 9,468円 | 6,120円 | 5,890円 | 10,740円 | 6,430円 | 7,560円 |
ほぼ動画コンテンツのみでポイントを貯めています。日経メディカルでは動画配信が多く、例えば2021年11月はWeb講演会が43件、eディテールが12件もありました。
NMOコンテンツ | 2021年11月 |
Web講演会視聴 | 6,880円 |
eディテール | 1,920円 |
アンケート | 90円 |
毎月稼いだポイントの集計結果は下記記事もご参考ください。2022年5月以降は改悪の影響でやや減少傾向です。
ポイントを稼いだら
日経メディカルOnlineでポイントが貯まってきたら、交換してみましょう。「マイページ」の「ポイントの交換」から移動できます。下記リンクもご利用ください。
ポイントの交換手順
以前はID・パスワード・生年月日の入力で、ポイントの交換ができました。
2022年6月末、日経メディカルOnlineが外部からサイバー攻撃を受けました。これに伴い、ポイント交換ページは一度封鎖されています。
その後ほどなく復旧しましたが、ポイント交換に必要なプロセスが増えてしまいました。上記のID・パスワード・生年月日に加えて、携帯電話番号でのSMS認証が必要です。
送られてきたコードを入力し「認証する」を押すと、交換先の選択画面に移動します。
ポイントの交換先
日経メディカルOnlineには次の5つの交換先が用意されています。
日経メディカルのポイント交換先
- Amazonギフト券
- EdyギフトID
- Nanacoギフト
- WAONポイントID
- 日本赤十字社への寄付
最低500ポイントから交換可能です。交換にはおよそ1ヵ月間を要します。
他のサイトでの交換状況にもよりますが、日経メディカルではAmazonギフト券への交換をおすすめしています。
もちろん普段利用している電子マネーがあれば、そちらを優先しましょう。
コンビニの利用が多い方には、ほとんどのコンビニに対応している楽天Edyがおすすめです。
Amazonギフト券の利用法
Amazonは豊富な商品を取り揃えており、ギフト券の使い道に悩むことはありません。Amazonギフト券をさらにお得に利用する方法については、下記2記事もご参考ください。
2022年5月12日、Amazonギフト券のAmazonPay利用で1%還元(プライム会員限定)の発表がありました。AmazonPayは「ふるなび」「ふるさとチョイス」でも使え、ポイント還元も受けられます。
さらに2022年12月から、国税の請求書支払いにAmazonPayが使えるようになります。もともと支払う税金にポイントが使えると、無駄がありません。
JALマイラーはWAONも選択肢
WAONポイントはWAON POINTとは別物です。基本的にWAONチャージにしか利用できません。
もしJALマイルを貯めているなら、JMB WAONで請求書支払いに利用するのもありです。税金など高額の請求書支払いに対して、最大1%がJALマイルとして還元されます。
興味のある方はこちらの記事もご参考ください。
ポイントの期限は翌々年の6月30日
日経メディカルのポイントの期限は翌々年の6月30日です。6月は中途半端な時期なのでついつい忘れそうになります。SNSでも失効してしまった方の投稿がありました。
ケアネットやMedical Tribuneのように、ポイント獲得による期限延長がないため、失効には十分に注意しましょう。
せっかくコツコツ貯めたポイントが一瞬で無くなってしまうのは、とても悲しいものです(実体験あり)。
日経メディカル個人情報流出事件を振り返る
2022年7月3日に、日経メディカルOnlineに第3者が不正アクセス。個人情報が流出したという発表がありました。流出した個人情報は4,000人分。一部では勝手にポイントを利用された可能性もあるとのことでした。
これを受けて、日経BPはサイトのセキュリティ対策を強化。結果としてポイント交換の作業がより煩雑化しました。
流失した個人情報は、会員登録時の情報と考えられます。住所や電話番号がなかったのは、幸いでしょうか。
まとめ
日経メディカルOnlineの概要について解説しました。
- 日経メディカルOnlineは紹介キャンペーンなし
- eディテールとWeb講演会で簡単に稼げる
- アンケートは高単価も募集頻度が少ない
- おすすめのポイント交換先はAmazonギフト券
医療情報サイト「日経メディカルOnline」は、簡単な作業で月5,000円分のポイントがもらえます。ただし一つのさいとだけで1万円以上を稼ぐのは大変です。
もっと稼ぎたいなら、複数の医療情報サイトの攻略しましょう。
医師のポイ活におすすめの8つの医療情報サイトは、下記記事で解説しています。
以上、皆さんのポイ活に役立てて頂ければ幸いです。